【独占】どん兵衛の変態裏メニューや「10分どん兵衛の秘話」を大公開! どん兵衛を愛するマキタスポーツさん&開発担当者との三者対談がついに実現!!(3ページ目)

・「10分どん兵衛」を実食

──さて、いよいよ実食となります。今回はアレンジしたどん兵衛を6種類用意しました! ではさっそく『10分どん兵衛』から味わってみていただきましょう。どーぞ!!

ナガハシ「いただきます! んん……美味しい!! 思ったよりも麺にコシが残ってて、お揚げもすごく柔らかい。本当に美味しいですね

マキタ「ありがとうございます」

ナガハシ「少し味が濃くなっていませんか?」

日清「マキタスポーツさん流に、5分経った時点でお揚げをひっくり返しながら奥に入れることで、お揚げの味が汁に染み出るんです。それで、少し味が濃く感じるのかもしれません」

マキタ「これ、お揚げが本当にふっくらするんですよね」

──確かに、違う揚げが入ってるんじゃないかっていうくらい見た目が違いますね!

・「レンチンどん兵衛」を実食

──次は『レンチンどん兵衛』を食べてみて下さい。

マキタ「麺の質感が全然違う。本当に透き通ってる! ズズズッ……ウマい!! こんな質感になるんだ。凄いなこれ」

ナガハシ「ありがとうございます」

マキタ「10分どん兵衛に似てるんだろうと思ってたんですが、全く違いました。ここまでの質感になるのはどん兵衛の麺だからでしょ?」

ナガハシ「そうですね。やっぱりどん兵衛の麺が1番モッチリ仕上がります」

マキタ「う~ん、ウマいなチクショー! 固定観念が覆されましたね本当に」

・「40分どん兵衛」を実食

──次は、水を注いで40分待った『40分どん兵衛』です。

ナガハシ「いただきます。おっ、本当に戻ってる! これは凄い!!」

マキタ「マジかよ、戻ってるよコレ! やっぱりどん兵衛の担当者は変態だな!!

──水を入れるところが凄いですよね。麺の戻り具合はどうでですか?

ナガハシ「やや硬いかな、というくらいです。揚げから強い甘みが出てきますね」

マキタ「ちゃんと戻ってる。これはアリ。ラー油をかけたいね」

日清「確かにラー油をかけると美味しそうですね」

・「バターどん兵衛」を実食

──続いては、どん兵衛にバターを入れた『バターどん兵衛』になります。

マキタ「ああ、バターだ。うん、でも全然邪魔してないな」

ナガハシ「思ったよりもクドさは無く、スープにマッチしてますね。美味しい」

マキタ「あと、表面がバターでコーティングされて冷めづらくなりますね」

ナガハシ「確かに」

マキタ「これはお野菜を足したくなる味ですね」

・「どん二郎」を実食

──そして、話題の『どん二郎』になります。

ナガハシ「うわっ、ニンニクの凄い匂いがしますね」

マキタ「スープの感じとかは二郎だ! ウマいことやってるなぁ!!」

──どん兵衛の味は生きていますか?

マキタ「まだ麺にたどり着けてないです。長い旅になりそうだなこれは。おっ、やっと麺を発見! ズズズッ……うん、ウマいよ!!

ナガハシ「ニンニクのパワーがすごいですが、ウマいですね!」

マキタ「なんだろ、僕らの時代と今の成人式を比べたら駄目だな……みたいな。これを『けしからん』とか言っちゃいけないよな」

日清「あと牛脂が凄いポイントになってて、二郎を食べた時の脂感が牛脂を入れることで出てくるんですよね。これを最初に食べた時には『これ、二郎だ!!』と思って、そのあと急いでラーメン二郎に行って味を確認したら、そっくりで『ウォッ!』って感じでした。」

ナガハシ「結構食べたつもりなんですけど、全然無くならないですね

・「月見どん兵衛」を実食

──そしてラストは、お揚げを取り出して生たまごを乗せた『月見どん兵衛』になります。

マキタ「ああ、良いお顔だなぁ! ちゃんと白身に火が通ってて、これウマいことやりましたね」

日清「はい、これは私が作りました。前にチキンラーメンを担当していたことがあって、その時に磨かれたテクニックです」

マキタ「さすが、素晴らしいですね!」

日清「黄身をちょっと割ってそこに麺をつける感じがたまらないんです」

マキタ「僕もそれ大好きなの。そのちょっとエッチなやつ」

──確かにそれは艶かしい(なまめかしい)ですね。

マキタ「僕の方を見て下さい。ほら、潜ったたまごを下からほじくり出しますよ。そして、麺を卵にこういうかたちで……コレコレコレコレ! んん~!! コレコレ!!!」

・実食を終えて

──実際に味わってみて、印象に残ったどん兵衛を教えて下さい。

マキタ最も印象的だったのは『レンチンどん兵衛』ですね。僕の中での固定観念がひっくり返った感じがしたんで、これからは是非やりたいなと思いました」

ナガハシ『10分どん兵衛』には本当に驚きました。お店でも家でも麺類は硬めが好きということもあり、10分どん兵衛をこれまでやってこなかったんですけど、思ったよりコシもあって本当においしかったです」

・爆発的に売り上げに貢献した10分どん兵衛

──『10分どん兵衛』や『レンチンどん兵衛』がTwitter上でものすごく拡散されて話題になっていましたが、どん兵衛は売れましたか?

日清「はい、すごく売れました」

ナガハシ「『10分どん兵衛』と『レンチンどん兵衛』がバズったのは2015年下半期だったハズですが、2015年から2016年にかけて売れた感じですか?」

日清「例えば、2015年12月頃にどん兵衛の公式ホームページに『10分どん兵衛』の記事を掲載させていただいたんですが、もともと12月はどん兵衛が1年で最も売れる時期ということもあり、商品が欠品になりかけました」

マキタ「そういえばその頃、コンビニにどん兵衛が無かったですね。あと、10分どん兵衛の手書きのポップが増えましたね。逆に自分が『お前、10分どん兵衛って知ってるか?』と言われる、おかしな逆転現象なんかも起こりました」

──その他、気になったどん兵衛があれば教えて下さい。

マキタ「そりゃ『どん二郎』ですよ。だってもう、あれはスーパーマキシマムですよね。麺と同量の野菜が上にあるわけですから。これはもう、行くとこまで行ってるし、見事だなと思いましたね。」

ナガハシ「ついさっきまではちょっと邪道だなと思っていましたが、実際に食べてみたらとっても美味しかったし、これでもかっていうくらいに野菜とニンニクがたっぷりで、見た目のインパクトも抜群でしたね

──水を入れて作る『40分どん兵衛』も凄いと思ったのですが。

マキタ「そうですね。もうひとつは『40分どん兵衛』ですね。新商品のヒントにもなりそうだし……そして、1番の変態が日清食品の本丸にいたっていうことですよね」

──『40分どん兵衛』はバズる可能性のあるどん兵衛ですよね。

マキタ「そうですね。特に夏場にね。でもやっぱりどん兵衛って、少々何をやっても壊れないってことがわかりましたね。思ったより頑丈に出来ていて『どん兵衛師匠ってすげえな!』っていう感じだなぁ」

──それでは最後に、どん兵衛を世に広めたということで、お二人とミスタークドウさんに、日清さんから感謝状が贈られます。

日清「あなたは多年にわたりどん兵衛を愛し、その発展に寄与されました。その深いどん兵衛愛と功績をたたえ、ここに公式どん兵衛士の称号を送り、感謝の意を表します」

マキタ「ありがとうございます!」

ナガハシ「ありがとうございます!!」

こうして「日清のどん兵衛」夢の三者対談は幕を閉じたが、これからもどん兵衛の歴史は、その麺のように “太く長く” 刻まれ続けることだろう。なお、今回食べた “マイどん兵衛” は、本当に全て美味しかったゾ。気になるものがあったら是非お試しあれ!

参考リンク:日清食品「日清のどん兵衛」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.