アラサー&アラフォー世代なら、子どもの頃に『まんが日本昔ばなし』を見たことがないという人は皆無ではないかと思う。そんな『まんが日本昔ばなし』に登場しそうなエピソードが、海外で話題になっているので紹介したい。

ある日本人のおじいちゃんダイバーが、同じ魚に会うために25年間も海に潜り続けているというのだ。魚のおでこにキスをしたり、仲睦まじい様子が超ほのぼのだぞ~!

・一匹の魚と運命的な出会いを果たしたダイバー

米メディア『Great Big Story』が、千葉県館山市の波左間海中公園でダイビングショップを経営する荒川寛幸さんを取材し、その動画を YouTube に投稿した。

18歳で初めてダイビングを経験した荒川さんは、現在79歳。海との付き合いは、すでに61年にもなる。運命的な出会いを果たすことになったのは約30年前で、水深17メートルの場所に鳥居が作られることになり、その管理を任されたことからだそうだ。

・25年も触れ合いが続くことに!

ある日、鳥居の近くで弱りきった一匹のコブダイを発見した荒川さん。自力でエサを捕まえられないコブダイのために、毎日海に潜り、エサを与えて面倒を見たのだという。そして10日ほどして回復したコブダイは頼子(よりこ)と名付けられ、それ以来25年間も触れ合いが続き、今ではおでこにキスできるほど心を許している。

・まるで『まんが日本昔ばなし』みたい!

荒川さんは、「頼子がなついてくれたのは、僕が助けたことを分かってくれているからじゃないかな」と語っているが、ペットではなく海中を泳いでいる魚と25年も付き合いが続くとは、本当におとぎ話のようである。

きっと頼子は助けてくれた荒川さんのために、鳥居を守る門番のような役目を果たしているのかもしれない。なんとも心温まる話に、ほのぼのした気持ちになってしまった筆者である。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas
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