2017年6月27日、朝日新聞によると高市早苗総務大臣は閣議後の会見で、携帯電話「060」の導入準備を始めたことを明らかにしたという。「090」と「080」については全て割り当て済みで、「070」も2590万番号しか残っていないらしい。

かつて「080」が導入された際は、一部で「090」にプレミアが付いたものだが、今や「080」どころか「070」も決して珍しい番号ではなくなった。果たしてこの流れは進み、「050」や「040」の時代がやって来るのだろうか?

・070も残りわずか

携帯電話の番号が現在の11ケタになったのは、1999年のこと。当時の契約数は約5000万件だったが、今年3月末時点(PHSを含む)では1億6272万件が契約されているという。

「070」が開放されたのは2013年のことだから、単純に考えれば4年で「070」が埋まりつつあるということになる。実際の開放時期は「現時点では未定」とのことだが、このペースならば近い将来「060」の携帯番号が誕生するかもしれない。

・ネットの声

「大阪っぽいな」
「プリペイド式携帯を廃止すれば解決しそう」
「契約者が増えているのに料金が下がらないのは何故なのか」
「いずれもう1ケタ増えそうだね」
「データ専用SIMやモバイルルーター、タブレットまで電話番号あるからね」
「一方で減り続けていく固定電話の番号」
「これも世の流れだな」

なお、余談ではあるが当時の自動車電話は「030」と「040」、PHSは「070」、ポケベルは「020」の番号で始まっていた。これだけ携帯電話やスマホが普及した現代、ネットの声にもあるように “番号12ケタ時代” もいずれやって来るのかもしれない。

参照元:朝日新聞デジタル
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.