いま、かつてスーファミで青春を過ごしてきたアラサー、アラフォー周辺の人たちから、単なるワガママともとれる意見が続出している。どんなワガママ意見なのかというと、2017年10月5日に任天堂から7980円(税別)で発売される「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の収録タイトル21本についてのモノ言いだ。

まずは、天下の任天堂様がチョイスした21本をご覧になってほしい。

【任天堂チョイス21本】

・スーパーマリオワールド(任天堂)
・F-ZERO(任天堂)
・超魔界村(カプコン)
・ゼルダの伝説 神々のトライフォース(任天堂)
・スーパーフォーメーションサッカー(ヒューマン)
・魂斗羅スピリッツ(KONAMI)
・スーパーマリオカート(任天堂)
・スターフォックス(任天堂)
・聖剣伝説2(スクウェア)
・ロックマンX(カプコン)
・ファイアーエムブレム 紋章の謎(任天堂)
・スーパーメトロイド(任天堂)
・スーパーストリートファイターII(カプコン)
・スーパードンキーコング(任天堂)
・スーパーマリオ ヨッシーアイランド(任天堂)
・パネルでポン(任天堂)
・星のカービィ スーパーデラックス(任天堂)
・スターフォックス2(任天堂)
・がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻(KONAMI)
・ファイナルファンタジーVI(スクウェア)
・スーパーマリオRPG(任天堂)

──以上、全21タイトル。さすがは任天堂、1人で楽しめるソフトあり、2人で盛り上がれるソフトあり……と、隙のないチョイスと言えよう。特に、これまで未発売だった幻のソフト『スターフォックス2』は要注目。だがしかし、だがしかし……!!

こんな、ほぼ完璧なチョイスに対し、「なぜアレが入っていないのだ!」と文句たれる人たちが続出しているのである。たとえば、当編集部の沢井メグ氏は、

沢井メグ「【悲報】日本版ミニスーファミ、マザー2入ってないもよう( ;∀;) 今朝まで買う気満々だったのにマザ2ないなら考えちゃうな」

と、マザー2が入っていないだけで購入意欲が激減したというワガママ発言を自身のTwitterに投稿。たしかにその気持ちは分からなくもないが、任天堂も断腸の思いでマザー2を削ったに違いない。また、同じく、当編集部のP.K.サンジュン氏は、

サンジュン「なぜファイナルファイトが入っていないのか!」

と激怒しているのだが、単刀直入に「この大バカ野郎」と言いたい。

アーケード版と同じ「2人同時プレイ」が可能なメガCD版ならともかく、1人プレイしかできないうえ、オープニング時の「囚われたジェシカ」の白ブラが、何の感情も湧かない「赤ドレス」に変更されているスーファミ版なんて誰が望んでいるというのだろうか。そんな、何も分かっていないサンジュンが選んだ21本は以下の通りだ。

【サンジュンチョイス21本】

・スーパーマリオワールド(任天堂)
ファイナルファイト(カプコン)
・ドラゴンクエストV 天空の花嫁(エニックス)
・スーパーマリオカート(任天堂)
・F-ZERO(任天堂)
・がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻(KONAMI)
・Jリーグエキサイトステージ94(エポック社)
・Jリーグサッカー プライムゴール(ナムコ)
・実況パワフルプロ野球’95(KONAMI)
・T.M.N.T. タートルズインタイム (KONAMI)
ダライアスツイン(タイトー)
・スーパーファイヤープロレスリングX(ヒューマン)
・全日本プロレス2 〜3・4武道館〜(メサイヤ)
アラジン(カプコン)
・かまいたちの夜(チュンソフト)
・三国志Ⅳ(光栄)
・スーパー桃太郎電鉄DX (ハドソン)
・クロノ・トリガー(スクウェア)
・ドラゴンボール 超サイヤ伝説(バンダイ)
・SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦(バンプレスト)
・北斗の拳5 天魔流星伝 哀★絶章(東映動画)

──以上21本。正気だろうか? はっきり言って冗談じゃない。賢明なる読者の皆様ならお分かりかと思うが、どうにもこうにも偏りすぎてて、売れる見込み一切なし。こんなチョイスで「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」を発売したら、任天堂の株は一気に暴落、倒産の危機に見舞われること間違いなしであろう。

なお、筆者が考えた「幅広いユーザーも楽しめる絶対に間違いない21本」は以下の通り。良い機会なので、みなさんも「自分の中の21本」を考えてみると楽しいぞ。

【GO羽鳥チョイス21本】

・スーパーマリオワールド(任天堂)
・F-ZERO(任天堂)
・スーパーマリオカート(任天堂)
・シムシティ(任天堂)
・パイロットウイングス(任天堂)
・スーパーストリートファイターII(カプコン)
・ロックマンX(カプコン)
・魂斗羅スピリッツ(KONAMI)
スーパーファイヤープロレスリングX(ヒューマン)
・スーパーフォーメーションサッカー(ヒューマン)
・す〜ぱ〜ぷよぷよ通(コンパイル)
・スーパーボンバーマン(ハドソン)
・弟切草(チュンソフト)
・かまいたちの夜(チュンソフト)
・不思議のダンジョン2 風来のシレン(チュンソフト)
・ドラゴンクエストV 天空の花嫁(エニックス)
・アクトレイザー(エニックス)
・スマッシュT.V.(アスキー)
・ロックンロールレーシング(ナムコ)
・シャドウラン(データーイースト)
ザ・心理ゲーム2 ~マジカルトリップ~(ヴィジット)

参照元:任天堂「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼各所でワガママ発言が続出