数あるバーガーチェーンのなかで、奇抜な商品開発に特化しているのはロッテリアだ。マクドナルドの牙城を崩すには、アイディアしかない! そんな風に開発戦略を立てているのだろう。一方のモスバーガーは、正統派な商品で地道に信頼を獲得してきたように思える。

ところが2017年6月21日に、モスが “らしからぬ商品” の販売を開始した。「にくにくにくバーガー」である。この商品は焼肉ライスバーガーからライスを抜き、さらにチキンを加えて、パティで挟んだ肉肉しい一品。まさに「カロリーで殴る!」という言葉がふさわしい、パンチの効いた商品である!!

・番組がきっかけ

これはバラエティ番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)をきっかけに販売開始された商品である。6月21~27日(販売時間10時半以降)の期間限定、イートインのみで提供されている。価格は850円で、モスの一般的なハンバーガーの価格の倍だ。

ハンバーガー2個分くらいの価格で、あの肉肉しい一品が食えるのなら文句はない。メニューの写真を見ると、結構高さもあるみたいだし、食い甲斐ありそう~! さっそく注文してみると……。

・理想と現実

あれ? メニューの写真よりも断然高さが低い……。こんなもんなの? こんなもんだよね……。ハンバーガー業界ではいつものことか。とにかく、見た目は圧倒的に肉肉しい。上下にはビーフパティ。

中央には焼肉。

下部にはテリヤキチキン。上から下まで肉だ!

・850円に見合う価値

メニューの写真より全然小さいけど、それでも食い甲斐はあるだろう。850円の価値には見合うのではないだろうか。

実際に食べてみると、一口目から肉の応酬。ファーストインパクトはビーフパティ。その向こうには、ジューシーな焼肉。さらにその下からテリヤキチキン。どこをどう食べても、肉! 肉!! 肉!!!! 一部の隙もない肉攻めが最初から最後まで続く。

ちなみに食べる時には、肉汁に要注意。油断すると汁が袋からこぼれるので、慎重に食べて欲しい。

それにしても、まさかモスがここまでジャンキーな商品を投入してくるとは。モスも今後は、奇抜路線で行くのだろうか?

参考リンク:モスバーガー
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24