カップ焼きそば業界の中で「ちょっとどうかしてる」といえば、全員一致で明星食品に決まりだろう。『一平ちゃん』でおなじみの明星だが、過去にはチョコソース味ショートケーキ味などの激マズ商品を発売し、世間を騒然とさせたのも記憶に新しい。

これ以上の前置きも面倒なので書いてしまうが、そんな明星がまたしてもやらかした。いや、違う意味でやらかしたというか、やらかしてないのが逆にやらかしているというか、かなり意味不明な事態なのだ。一言で説明すると、新商品『たこ焼味』がマジでただの焼きそばなのである!

・なぜ『たこ焼味』なのか

実のところ我々消費者側も、一平ちゃんの新商品については「何だよそれ頭おかしいだろ!」とツッコミたい部分があった。しかし、本日2017年6月12日から販売開始となった『明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 たこ焼味(税抜205円)』は、今までの過激な商品とはあまりにも様子が違うのだ。

そもそも、『たこ焼味』の焼きそばというコンセプトのふんわり感はどうだ。どちらもソース味が特徴の屋台フードで、属性的には同種と言える。おそらく、それほぼ同じ味じゃね? と多くの人が感じたことだろう。なぜこの味にトライしたのか、理解に苦しむ。

・いつもの一平ちゃん?

開封してみると、中身は通常の一平ちゃんと変わりはない。お湯を捨て、ソースをかけた段階ではいつもの見慣れた一平ちゃんだ。ここで注意なのだが、タコが入っているというわけでもない。かやくはキャベツオンリー。タコ氏は今回は不参加である。

ただ、アオサ、紅生姜、きざみのり、かつお節を組み合わせたという ふりかけをかけると、若干たこ焼きっぽさが出てきた気がする。もしかしたらこれ、めっちゃたこ焼きの味になるのでは?

・ルックスについて

そこへからしマヨネーズをぶっ掛ける。マヨの量はけっこう多めだ。たこ焼きにはマヨが必須派なので、これは嬉しい。そして完成したのが……。

うむ、どう見ても普通の焼きそばである。かなり太麺だが、100%焼きそばである。香りはたしかにたこ焼きかも、たこ焼きと言われればそうかも……くらいのレベルで、まあ焼きそばである。結論、焼きそばである。

・味について

見た目に関してはブッチギリで焼きそばそのものだが、果たして味はどうなのか? 口に入れた瞬間、口の中でハフハフ、フワフワ、トロ~リとなったりするのかしら? どうなんだ!? スゾゾゾゾゾーーーーーッ!

結論、焼きそばである。マジで焼きそばである。ソースはちょっと甘めかもしれないが……焼きそばである。紅生姜の味が効いているかもしれないが……焼きそばである。やきそば! ヤキソバ! YA・KI・SO・BA! 焼きそばぁ~~~~~ん。いや、ただの焼きそばやないか!!!!!!

・笑顔になれる

通常の一平ちゃんと少し違うということはわかる。もちろん激マズなんてことはなく、安定してウマい。だが、他に形容しがたい程に焼きそばなのだ。ちなみに、隣にいた編集部・サンジュンに食わせてみたところ、なぜか爆笑していた。まあ、そんな感じである。

参考リンク:明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 たこ焼味」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼マヨは多め

▼焼きそばである

▼マジで焼きそばである

▼なぜか爆笑するサンジュン