近年、未婚率が上昇しているという日本。35歳にして独身である私(中澤)も、この問題に他人事ではいられない。気づけば学生時代の友達は当たり前のように結婚して子供の話に花を咲かせている

結婚はした方がいい。これは「人生のレール」だ。だが、それだけに30歳を超えて未婚の人に対する社会の目というのは意外と冷たいものがある。現在、そんな未婚の人へ向けて描かれたマンガがネットで話題となっている。「結婚はエライ」「子供がいたらもっとエライ」そんな声は気にしなくていいのかも。

・2日5万人以上がリツイート

2017年6月3日にTwitterユーザー「さわぐちけいすけ(@tricolorebicol1)」さんが投稿したこの作品。2日で5万人以上にリツイートされている。内容は、未婚の人が感じる社会の圧力を代弁しつつ、結婚が全てではないとするもの。詳しい内容はマンガでご確認いただければと思う。なお、この作品についてのネットの声は以下の通りだ。

・ネットの声

「結局人生って自分で納得して選んだ答じゃなきゃ幸せになれないんですよね」
「本当に、経験則攻撃は逃げるに限りますね!」
「結婚してる人が偉いがどうかは分からんが子供がいる人は確実に偉いな!」
「まさしく悩んでいることだったのでタイムリーでした!私は結婚して4年経ちましたが子供がいません。周りは次々出産し焦りや妬み、夫や親への申し訳なさを感じています。でも所詮は世間の“雑音”に振り回されてるだけだと。他人の経験則って役に立ちませんね」
「命をつなぐために自分が死ぬ可能性のある出産をした女性はものすごく偉い人です」
「結婚したいも子供が欲しいも全部なくして、今を楽しむように考えたら息がしやすくなりました。幸せの基準は自分の中にしかない」
「幸福に生きる事と子供を産み育てる事は別次元の話で混同してる人多いなぁと思う」
「完全同意で皆、人生の自分の選択に誇りを持ち、違う選択をした人とお互い尊重しあえるようになると良いなと思いました」
「連日喧嘩したり子供が泣いたり離婚したり子供が親を憎んだりとか考えると、全然結婚願望湧かず1人が良いと思うように」

──「救われた」という声から、「幸福と子供を作ることは別次元の話」という声まで大激論となっている本作。作者のさわぐちけいすけさんは「事情があって結婚出産出来ない人や興味の無い方のちょっとした気休めになれば良いな」という想いでこのマンガを投稿したという。

・ちょっと気が楽に

やろうと思っても自分ではどうにもできない部分も多い結婚。現在進行形で、周りからプレッシャーを感じている私は思うのだ。「そうは言っても結婚相手見つかるって奇跡じゃね?」と。もちろん、開き直るつもりはないんだけど、このマンガのように「踏み外してる」ではなく「選択肢の1つ」と考えれば、ちょっと気持ちが軽くなった。

参照元:Twitter @tricolorebicol1
漫画:さわぐちけいすけ, used with permission.
執筆:中澤星児
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▼気持ちがちょっと楽になった



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