かつては国民的お菓子だった「ポポロン」の販売終了に続き、またひとつ一時代を築いた “あのコたち” が姿を消した。そう、大手回転寿司チェーン店『かっぱ寿司』のカッパたちである。

かっぱ寿司からカッパのロゴが無くなることは2016年9月の時点で判明していたが、かっぱ寿司によると2017年6月をもって、全国330店舗の看板が新しいロゴデザインに刷新されたという。悲しいことに、もうかっぱ寿司でカッパには会えないのだ……。

・苦戦を強いられるかっぱ寿司

スシロー・くら寿司・はま寿司と並ぶ、日本四大回転寿司チェーン店として知られるかっぱ寿司。かつてはその中で1番手だった時代もあったが、現在は「かっぱ寿司の1人負け」と言われるほど、経営は芳しくないようだ。

そのイメージを打開しようと展開された「かっぱのロゴ消滅プロジェクト」であるが、賛同の声はむしろ少なかった。かっぱ寿司の創業地、長野県出身のかっぱ寿司ファンが「納得いかない」「かっぱ寿司の意味がない」と語っていたことは以前の記事でお伝えした通りである。

それはさておき、かっぱ寿司が発表した新しいロゴに込めた思いをお伝えしておこう。

その1:2色の重なるお皿

「“安心してたくさんお寿司を楽しんで頂きたい” という思いを表現しています。 また、 おいしいお寿司を食べてお皿を積み重ねる楽しさで、 自然と笑顔がこぼれる瞬間の “口の形” も表現しています」

その2:お皿の色

「赤いお皿は一番人気であるマグロをイメージし “ネタの鮮度感に対する自信” を表し、 金色のお皿は “例え一皿100円のお寿司であっても、 そこに対する我々のこだわりや思いは金の価値がある” という事を表現しています」

──以上である。

とにもかくにも、かっぱ寿司のカッパたちは完全に消滅した。かつて長野県民が語っていたように、カッパの「カーくん」と「パー子ちゃん」が復活することはあるのだろうか? とりあえずはカーくんとパー子ちゃん、長い間お疲れ様でした。

参考リンク:かっぱ寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼割り箸袋からもカッパは消える。

▼ダサいけど味わいのある皿も消滅。

▼スタイリッシュな感じになるらしい。

▼さよなら、カーくんとパー子ちゃん。