季語を使わずとも手軽に創作できて人気の川柳。五・七・五のリズムで奏でる詩の一種である。日本国内には「サラリーマン川柳」などの著名な川柳大会が存在するが、今回ご紹介するのは第13回を迎えたアルバイト情報誌・anの『アルバイト川柳』だ。

anアルバイト川柳では2017年5月30日、つまり今日からグランプリ作品を決定するためのユーザー投票の受付を開始した。最終候補の11作品はどれも思わずニヤリとしてしまう秀逸な作品だらけとなっているぞ。

・応募総数9138句

『anアルバイト川柳』は、アルバイトにまつわる笑いや感動、驚きや恋……などの体験を五・七・五の川柳に託し、働くすべての人を笑顔にしようという人気企画だ。今年で13回目を迎えるというから、その人気ぶりがわかるというものだろう。

それはさておき、第13回『an アルバイト川柳』には合計9138句もの応募があったという。今回ご紹介するのは、その中から入選最終候補として勝ち抜いた11作品である。以下でご覧いただきたい。

・アルバイト川柳入選最終候補

「パソコンが 使えぬ店長 紙ってる」 
「客増えて 金曜の夜 ツライデー」 
「配達時 ポケモン見つけ 麺が伸び」 
「ネコの手も 借りたいバイトは 宅急便」
「君の名は? 美人来るたび 思うレジ」 
「アガーレと 時給に愛を 込めてみる」 
「お客様 待つんじゃないの 呼び込むの」
「ドローンには 出来ない笑顔の デリバリー」
「オンリーワン おだてに負けて ワンオペに」
「バイトから 空前絶後の セイシャイン」 
「まかないで ウェイト増えた ウェイター」

さすが最終候補に残っただけあり、どれも秀逸なクオリティだ。時事ネタを絡めた作品が多いことも特徴で、まさに旬の川柳となっている。

アルバイト経験がある人ならば「あるある」と共感すること間違いなしのアルバイト川柳。投票は特設サイトから受け付けているので、気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか? 結果は6月下旬に発表される予定だぞ。

参照元:anアルバイト川柳
執筆:P.K.サンジュン