若い頃は多少無茶しても平気だけど、歳を取ったら無理がきかなくなってくるのが内臓だ。特に肝臓の異変は体には現れにくく、気づいた頃には手遅れというケースも多いという。しかし、私(中澤)は酒を飲まないから大丈夫。

……と思いきや、健康診断でγ(ガンマ)−GTPが179だった。ピンと来ない人に補足すると、γ−GTPの正常値は50以下。つまり、常人の3倍以上の数値なのである。カラダもってくれよ!! 3倍界王拳だっ! 言うとる場合か!! おまけに疾患を調べるための内臓写真には影が写ってるという。え……オラ、死ぬの

・精密検査

さっそく2週間後、精密検査でCTを撮ったのだが、先生の予定が空いていないため、結果はまた2週間後ということになった。肝臓癌だったらどうしよう……? 先生が言うには「酒を飲まないのにこの数値はちょっと変」とのこと。ちなみに当時の私(中澤)の体型は、身長165cm、体重66kgくらい。

不安からネットで調べてみるとこの数値は、肝臓癌だけではなく、肝硬変や肝炎、胆管癌、膵臓癌などの可能性もあるという。怖すぎワロタ。ワロタ……。

・不安に押しつぶされそうな日々

生命の危機を感じた私は、気がつけば「肝臓」について調べるようになっていた。しかし、大体γ−GTPが高くなる原因で挙げられてるのは酒。逆に言うと、酒を飲まない上、デブってほどでもないのにこれはヤバイのでは……どんどん自分がたたき出した数値の重みがのしかかってくる。

・CTの結果は

とりあえず、先生にも「運動した方が良い」と言われたため走り始めた。毎日4~5kmくらい。いてもたってもいられなかったというのが本音だ。そして迎えたCT結果発表の日。CT写真は……

異常なし! 以前写った影も消えているという。第一関門クリアである。あとは、CTの日にとった血液検査の結果だが、本番はここから。お願いだからちょっとでも下がっててくれ……。だがしかし、、、

γ−GTP205。上がっとるやないかーい。界王拳4倍だぁーーーーーーーー! 言うとる場合かっ!!!! 先生が言うには、疾患はないが、肝臓がフォアグラ状態になっているとのこと。つまり、脂肪肝だ。このままの状態が続けば、いずれ肝硬変や肝臓癌に発展することもあるという。

というわけで、先生に改善方法を聞いてみたところ、酒由来じゃない脂肪肝は原因がわかりにくく一概にこうしたら良いというのはないらしい。何それ泣いていい? 継続する危機的状況、口ごもる先生……そんな絶体絶命の状況を覆した決死の内脂肪ダイエットは次ページで!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.