「世界の工場」と呼ばれる中国。食品から精密機器まで、ありとあらゆるものを製造しているのはご存知の通りだ。「メイドインチャイナ」はありふれすぎているだけに信用できないと思われがちだが、そんな時代はもう終わったのかもしれない。

なぜなら、中国の電気自動車メーカーが開発した電動スポーツカー「Nio EP9」が、ドイツの名門サーキットで市販車の最速記録を更新。電気自動車だけでなく、ガソリン車も含むすべての市販車の頂点に立ったからだ。

・最速記録を約6秒も更新

2017年5月12日、中国・上海を拠点とする「NextEV」の「Nio EP9」が最速ラップを更新した。それまで市販車の最速は、2016年に「ランボルギーニ・ウラカン・ぺルフォルマンテ」のマークした6分52秒01。さすが高級車のランボルギーニ……と思いきや!

なんと「Nio EP9」が叩き出したタイムは、6分45秒90。そう、電気で走りながらもランボルギーニの記録を約6秒も上回ったのだ。

・オンボード動画は全画面推奨

オンボード動画を見ると、その速さは一目瞭然! ヒュィィィイイイーーーン!! というモーター音も印象的で、「Nio EP9」はあっという間にサーキットを1周してしまう。動画は約7分と長めだが、直線走行はマジで爆速。ぜひサウンドを聞きながら全画面表示でご覧いただきたい。

ついに電気自動車の分野でも頭角を現し始めた中国。「Nio EP9」は1億円を超える超高級スポーツカーだが、今後、普通車が販売されるようになれば、その走りと同様に猛スピードで普及するかもしれない。

参照元:YouTubeNIO EP9(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼マジで爆速なのは6:00あたりから