イタリア料理、フランス料理、スペイン料理……。こういった海外の料理に、おそらく多くの人がとても良いイメージを抱いていることと思う。しかし、同じヨーロッパなのに、イギリスだけは「料理がマズい国ランキング1位」のような扱いを受けており、日本人もこのネタが大好物だったりする。

たしかにネットで出てくる画像を見る限り、とてもおいしそうには見えない。が、実際のところどうなのだろうか? 自分の舌で確かめもせずに、伝聞の情報だけでバカにしてよいものか? そこで、本格的なイギリス家庭料理を食べられるお店に行き、自分自身で検証してみることにした!

・現地に行くことは叶わず

パスポートを更新し、朝起きたら『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』を歌いながら出社するなど準備は万端。いざ渡英! ところが、どういうわけか編集部の許可が下りない。彼らには私(あひるねこ)のほとばしる情熱が伝わらなかったようだ。

・東京にあった

企画終了かと思いきや、なんと東京でイギリス家庭料理が食べられるお店があるという。フィッシュ・アンド・チップスがあるようなブリティッシュ・パブはよく見るが、イギリス料理屋なんて珍しいな。さっそく高田馬場にある「AL’S CAFE(アルズカフェ)」というお店へと向かった。

・イギリスの伝統料理

さて、ランチタイムにやって来たぞ。ハンドメイド感がある、とてもいい雰囲気のお店だ。なるほど、これなら現地に行かなくてもよさそうである。看板メニューだという『シェパッツパイ(1180円)』を頼んでみた。一体どんなものなのか想像もつかないが。

グラタン皿のような器で運ばれてきた『シェパッツパイ』。ユニオンジャック模様のキレイな焼き目が付いていて、派手さはないがいかにも家庭料理という感じだ。これがガチのイギリス伝統料理か……。仮にもしマズかった場合、私は本気でイギリス料理はマズいと書くから覚悟しろよ。

・シンプルなおいしさ

スプーンを入れると、ひき肉と野菜を煮込んだミートソースのようなものの上に、マッシュポテトが乗っていることがわかった。それを焼いて仕上げたものがこのパイのようだ。ポテトがホクホクでアツアツなので、ハフハフしながらモグモグしてくれ。

それ以外には特に入っていない、極めてシンプルな料理である。しかし、これが飽きが来ないというか、ひたすら黙々と食べ続けてしまうタイプの味で、要するにウマい。日本だったらここにチーズなどが入りそうなものだが、イギリス料理だとこういったシンプルな形になるのだなぁ。

・結局マズいのか?

結論として、イギリス料理はマズくない! というかウマかった!! しかし、それは「アルズカフェ」の料理が特別においしいだけなのでは? という疑問も捨てきれないため、現時点では断定を避けたい。私が本当にイギリスに行った暁には、ガチンコの判定を下したいと思うのでどうぞご期待あれ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 AL’S CAFE(アルズカフェ)
住所 東京都新宿区高田馬場3-13-1
時間 18:00~23:00(月)、11:00~14:00、18:00~23:00(火~金)、14:00~23:00(土)
休日 日・祝

参考リンク:AL’S CAFE(アルズカフェ)
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ユニオンジャック模様のキレイな焼き目だ

▼ランチに付くサラダ

▼ドリンクも選べる

日本, 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3丁目13−1