男性が初めてブラジャーを身に着けるとき、心の中で大きな壁を乗り越えなくてはいけない。「そこを越えたら引き返せないのでは!?」という恐怖感が生み出す壁だ。そしてその壁を乗り越えた男性だけが、ブラジャーのもたらすスリリングな背徳感を味わうことが出来る……と、個人的には思う。

「知らんがな!」という声が聞こえてきそうだが、今海外で話題になっているマフィアのボスも、そんなブラジャーのもたらす恐怖感と背徳感を一瞬だけ味わったのかもしれない。というのも、彼は脱獄するために “そっちの方法” を使ったのだから……。

・ギャングのボス

その男性、肩書きといい風格といい実に厳(いか)つい。海外ニュースサイト「Mail Online」が報じるところによれば、男性はなんとギャング団のボスだという。ドン・チコという名で知られており、年齢は55歳。なお、殺人などの罪で2015年から刑務所に服役していたようだ。

しかも! ホンジュラスのギャング。外務省が公開している情報によると、ホンジュラスは「麻薬の経由地」となっている国で、組織間の抗争や殺人事件が多発しているらしい。つまり、治安が悪い国のギャングのボスなのだ。ヤンキーの世界で言うならば、荒れている高校の番長的存在と言えるだろう。そんな人物が!!

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女装である。しかも、ブラジャーまでする手の込みよう。なぜだ? と気になるところだが、理由は「刑務所を訪問した女性が忘れていったIDカードを脱獄に利用しようと考えたから」だという。

女性のIDカードを使って脱獄しよう → なら自分も女性じゃないと不自然 → 女装、いっとくか! ……という流れである。いたって自然であり、趣味的な要素は残念ながら(?)なさそうだ。

・脱獄が失敗した理由

だが……ドン・チコの “禁断の一手” は、失敗に終わる。なぜなら、声がオッサンすぎたから。それでバレたらしい。さらに言うと、歩き方が不自然すぎて、刑務官から怪しまれていたもよう。世界中の全芸人が嫉妬しそうな展開ではないだろうか。

・女装姿が公開

こうしてドン・チコは外に出る前に捕らえられ、女装姿が全世界に公開されることに……。ギャングのボスという立場を考えれば、「もう死刑でいい」と思っていても不思議ではない。もしくは、そう考える余裕もないほどに悔しがっているのだろうか?

とにかく、ドン・チコにとって、「ブラジャーをつける壁」よりも「刑務所の壁」はさらに高かったと言えそうだ。

参照元:Twitter @MailOnlineMail Online(英語)、外務省「海外保全ページ」
執筆:和才雄一郎

▼こちらがその画像