みなさん、刀削麺(とうしょうめん)はお好きだろうか? 中華麺や日本そばと違い、生地を専用のナイフで直接鍋に削ぎ落として茹でる、きしめんのような水とんのような、あの中華料理のことである。

最近では専門店も少なくなく、そして日本全国の刀削麺を食べ歩いたわけではないが、個人的には東京・九段下の『芊品香(センピンシャン)』が断トツ1位の激ウマ刀削麺だと確信している。そんな芊品香が2017年2月末、新宿にひっそりと2号店をオープンしたというではないか。これは超人気店になる予感しかしない……!

・本店は辺鄙(へんぴ)な場所

もともとは2015年に九段下で1号店をオープンした芊品香。九段下といっても大通りに面している訳ではなく、どちらかというと辺鄙な路地裏に店を構えている。駅からも徒歩5分少々かかり、お世辞にもアクセスが良い立地とは言い難い

だがしかし、オープンしてから間もなく昼時は行列必至の人気店となり、飲食店検索サイトでは高得点を得るなど、今では知る人ぞ知る名店となった。そんな芊品香は何を食べてもウマいが、他では味わえない唯一無二のメニューが刀削麺、具体的にいうと「麻辣刀削麺」である。

・麻辣刀削麺がマジで絶品

そのウマさは絶品としか言いようがなく、「伝統の削り方で麺は必ず三角形になり独特の食感を生みだします」という麺も、ゴマ・山椒・唐辛子……以外は判別がつかないほど多種多様な独特のスパイスを使ったスープも、その全てがウマい

別の言い方をすると、もともと刀削麺が好きで色々な店の一杯を味わってきた私(P.K.サンジュン)が、芊品香の麻辣刀削麺を知って以来、他では刀削麺を食べなくなったくらいウマい。というか、月1回くらいのペースでわざわざ九段下まで足を運ぶくらいウマいのだ。

そんな芊品香が、ひっそりと新宿にオープンしているというではないか……。しかも新宿店は人通りも多い小滝橋通り沿い、西武新宿駅からも徒歩2分という好立地である。九段下の本店と比べると比較にならないほどアクセスが良い。

・味は本店と同じ

情報を聞きつけすぐさま新宿店に向かうと、ランチ時はそれなりに混んでいる……が、本店ほどの行列はないから、今ならまだ穴場的に利用できるかもしれない。味は正真正銘の本店の味。それもそのハズ、オーナーシェフが新宿店を仕切っているようだ(キッチンにいた)。また料金も本店と同額、税込800円だった。

というわけで、刀削麺好きの人にとっては朗報以外の何ものでもない今回のニュース。マジで刀削麺の概念が変わるほどウマいから、芊品香を未体験の人には猛烈プッシュでオススメしたい。オススメは、麻辣刀削麺の中辛・パクチー入りだ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 芊品香 新宿店
住所 新宿区西新宿7-9-12 鈴和ビルB1F
時間 ランチ11:30~15:00 / ディナー17:30~23:30
休日 不定休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼「塩味パクチーネギ刀削麺」なる、本店にはないメニューもあった。気になる……。

▼まだの人は絶対に食べた方がいい。

▼オーナーシェフは新宿店にいたぞ。

▼なお、よだれ鶏・小龍包・麻婆豆腐もウマい。だがまずは「麻辣刀削麺の中辛・パクチー入り」から試して欲しい。