野球の試合前に行われる恒例行事といえば、もちろん始球式だ。有名人が登場することもしばしばで、「神スイング」で有名なタレントの稲村亜美さんは今シーズンすでに5回も投げている。このままでいけば、年間30試合ペースなのだとか。

もはや先発ローテーション入りしてもおかしくないことはさておき、メジャーリーグでも始球式は存在する。正確には「ファーストピッチ」と呼ばれるのだが、先日の試合で日本人のバレリーナが登場し、大いにスタジアムを沸かせた。

・メジャーリーグの始球式

2017年4月30日に行われたナショナルズ vs メッツの試合で始球式の舞台に立ったのは大貫真希さん。ワシントンバレエ団に日本人初のバレリーナとして入団した彼女は、これまでにない投法を見せた。

・バレリーナ投法

一体、どんな始球式だったのか。MLBの公式サイトが公開した動画「Ballerina throws first pitch」を確認してみたところ、舞台衣装の「チュチュ」に身を包んだ彼女が登場! そして左足を上げ、投球モーションに入ると……

な、なんとまさかの形でノーバン投球! 彼女はそのまま投げると思いきや、バレエを踊りながら捕手に接近し、至近距離から投げてみせたのだ!! さすがバレリーナというべき跳躍力と美しさ。かつてないほど華麗な投球で観客を魅了した。

・ナイスピッチング

あまりに投げる距離が近かったため、捕手も驚いたようでボールをこぼしてしまったがご愛嬌。大貫さんは靴が脱げながらもナイスピッチングで見事に大役を務めた。普通に投げるのもいいが、見たことない投球は見ていて楽しいものがある。今後、こういった珍しい始球式も増えてくるかもしれない。

参照元:MLB.com(英語)
執筆:原田たかし

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