いきなりだが、謝罪したい。つい先日、お恥ずかしながら歩きスマホをしていた際、目の不自由な方とぶつかりそうになってしまった(ぶつかってはない)。明らかに落ち度はこちらにあり、背筋がヒヤッとしたことを覚えている。本当にごめんなさい。

今や社会問題になりつつある「歩きスマホ」だが、具体的な改善策は見つかっていない。現時点では1人1人が「歩きスマホはやめよう」と意識するしかないのだ。とはいえ、悪いとは思いつつも、歩きスマホをしてしまう気持ちはよくわかる……。一体どうすれば、本気で「歩きスマホをやめよう」と思えるのだろうか?

・通勤路なら行けそう

今回、検証したのは「目隠しして通勤する」というもの。もちろん冒頭でお伝えした、目の不自由な人とぶつかりそうになったことがきっかけだ。歩きスマホの危険は、目の不自由な人とぶつかることだけではないが、起こり得る事故の1つとして検証した次第である。

話をがらりと変えるが、あなたは「目をつむったまま通勤する自信」があるだろうか? 私(P.K.サンジュン)はぶっちゃけあった。最低でも週5回往復する通勤路は、ハッキリ言ってサービスコース。目を閉じてもアリアリと情景が浮かんでくる、これ以上ない慣れたルートだ。

私の通勤路は、通常であれば30分程度。そのうち電車に乗っているのが20分ほど、あとは歩きと電車待ちの時間で10分くらいである。純粋に歩く時間は5分少々といったところ。果たして通常30分の道のりは、目隠しすると何分かかるのだろうか?

今回は万が一に備えて、カメラマン兼サポート役のYoshioと検証を行った。家の前で目隠しし、杖代わりに傘を持てば準備万端だ。

・検証スタート

まずは、駅までのコース。難所として予想されていたのは「信号」と「地下鉄への階段」で、いつもであれば徒歩2分で辿りつく道のりである。「じゃあ、とりあえず交差点まで行っちゃおうかな」……と思いきや、これが甘かった。

当然だが、視界を遮られると何も見えない。頭の中に風景は浮かんでいるので、とっくに交差点に到着していいハズなのに、とにかく交差点が遠すぎる。傘は障害物の発見に役立つが、私の道しるべにはなってくれなかった。頼りになるのは鉄柵(ガードレール)で、それにしがみつきながらゆっくりゆっくりと歩みを進める……。

そしてようやく辿り着いた交差点。この時点で約20分が経過していた。また、初めて点字を踏んだのは駅前の交差点だ。イメージ的にはそこいらじゅうに点字があると思っていたが、思ったよりも数は遥かに少ない。

なお、この時点でYoshioには「危ない!」「そっちダメ!!」と何度も注意されていたので、「目をつむったまま通勤できるか?」の視点で見れば、完全に「出来ない」ということになる。マリオで例えるならば、1-1でクリボーにやられたのと同然だ。

ここから待ち受ける「信号」「階段」「電車」「エスカレーター」など、様々な試練。私は無事会社に辿りつくことが出来たのか? そして最も怖かったこととは? 続きは後半をご覧いただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.