春は新店のオープンラッシュ! 日本初上陸のお店も続々と登場している。先日東京・銀座にオープンした「GINZA SIX」にも、日本初となるブランドが12店も開業した。物珍しさから、どのお店に賑わいとなっている。そんななか、アメリカ・ニューヨーク発、海外初進出となるカフェレストラン「egg」が、東京・池袋にオープンした。

初日は大行列か!? と思ったら、意外にも昼すぎにはスムーズに入店することができた。これは、ひっそり営業を続けることになるのか? そう思いながら、食事をしてみたところ……、看板メニュー「エッグロスコ」が激ウマッ!! 間違いなく人気店になるぞ、ここはーーッ!!

・繁華街から離れている

お店は、池袋駅西口から徒歩約5分。東京芸術劇場の裏手に位置する、豊島区立勤労福祉会館の1階にある。駅近辺であれば、飲食店も多く、人通りも絶えない。しかしこの辺りは、繁華街から少し外れており、どちらかと言えば目立たないように思うのだが……。

営業は朝8時からでモーニング営業も行っている。朝は開店を待つ人で、多少列もできたようなのだが、訪ねた時間(14時前頃)には普通に入店できた。

・看板メニューはエッグロスコ

ブレックファーストは終日オーダー可能。11時30分からは、フライドチキンやハンバーガー、チキンカツレツサンドなども注文できる。

パンケーキ(1500円)を注文するか、それともフレンチトースト(1500円)にするか。どちらか決めかねたのだが、今回は “聞きなれない名前のメニュー” をオーダーすることにした。それは、エッグロスコ(1800円)だ。サイドメニューは自家製ポークソーセージ。初めて聞く名前なのだが、看板メニューとのことなので、とりあえず食べてみることに……。

・トロける誘惑……

おお! コレはッ!! 見るからにウマそうじゃないか。デニッシュ生地のパンをくり抜き、その中にタマゴを落として、ホワイトチェダーチーズでこんがりと焼いた一品。

う~ん……、トロけるチーズの誘惑に勝てる人が、この世にいるだろうか? いない、絶対にいないだろう! 少なくともコレを目の前にしている私(佐藤)は、その誘惑に勝てる気が1ミリもしない。食う! 食ってやるッ!!

・官能的すぎる

どう食べるべきか迷ったが、思いっきり真ん中から半割! すると、中に隠れていたタマゴから黄身がジワリとあふれ出して、ホワイトチェダーと混ざり合ってあふれ出てきたじゃないか。なんだ、この官能的な食べ物は! 感動と興奮の大洪水じゃないか。

少し大きめに切り分けて、口の中に放り込む。すると、まずデニッシュ生地のサクサク食感に、思わず笑みがこぼれてしまう。うわ~、このサクサク食感は素焼きにしてそのまま食べても絶対にウマいヤツや。ザクとした歯触りが爽快、気分がイイ。そんな無敵のサクサク感にトロトロ感を合わせたら、隙のない完ぺきな一品になるに決まっている。

チーズとタマゴ、2つの混ざり合ったトロトロが加わることで、デニッシュの食感がますます際立った。ちなみにプレートの端には、くり抜いたデニッシュパンの中央部分が添えてある。それを見ると、すべての答えがわかった。

いくつもの層からなる生地によって、あのサクサク食感が生み出されているのか。この食感であれば、どんなに濃厚なソースを相手にしても、太刀打ちできる。朝食でもブランチでも何でもござれだ。

・おかわりにフレンチトースト

この実力なら、何を食っても美味しいに違いない! そう思った私は、続けざまにおかわりとして、フレンチトーストを注文してしまった。ブリオッシュを使ったフレンチトーストも食ってみたい! その衝動を抑えられなかったのだ。

表面の焼き目が美しく、バターの溶けだす様子まで画になる。ほのかな甘さとふんわり柔らかな食べ心地。

メイプルシロップをかけると、パンの隅々まで甘さが浸透。一口噛むごとに、その優しい甘さが口のなかに広がっていくようだ。これらのメニューを開発した人に称賛の言葉を送りたい。私のようにフレンチトーストをあまり食べることのないオッサンにさえ、フレンチトーストが素晴らしい料理であることを教えてくれたのだから。

・絶対人気店になる!

断言できる、ここは確実に人気店になる! これからテレビ・雑誌で紹介されることになるだろう。その前に一度足を運ぶといい。アメリカ南部の古き良き朝食の魅力を、存分に味わうことができるだろう。

・今回訪問した店舗の情報

店名 egg
住所 東京都豊島区西池袋2-37-4
営業時間 8:00~21:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

日本, 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2丁目37−4