海外アーティストの来日公演は、ファンにとって、そしてアーティストにとっても、音楽を通じて直接触れ合える貴重な機会である。しかし、ちょうど本日2017年4月14日、日本でのライブを予定していたイギリス人アーティストが、運営側に無許可で日本から出国していたことが明らかになった。

いったい彼に何があったのだろうか? なんと、アメリカと北朝鮮の間で武力衝突があるというニュースを受けての行動だというのだ。この前代未聞のニュースに、音楽ファンも動揺を隠せないでいる。

・本日ライブを予定していた

2017年4月13日から来日公演をスタートしたイギリス人ミュージシャン、イアン・マッカロクさん。1980年代に活躍したカリスマ的バンド、「エコー&ザ・バニーメン」のシンガーである。本日4月14日も東京・新宿でのライブを控えており、そのチケットはすでに完売していたという。

・衝撃のツイート

しかし、ライブを直前に控えた つい数時間前、今回の公演の企画運営を行う「VINYL JAPAN」が『緊急の御知らせ』と題したツイートを投稿。その内容は、ファンの予想の斜め上を行くものだった。以下は、ツイートの全文である。

緊急の御知らせ
「Ian McCulloch本日の公演に御来場いただく予定の皆様へ。
米国と北朝鮮の間で武力衝突があるというニュースを受け、Ianとマネージャーは無許可で日本から出国していることが判明いたしました。
本日の公演はキャンセルせざるを得ない状況となってしまいました」

・ネットの声

なんとも衝撃的なこのニュース。音楽ファンからも驚きの声が挙がっている。

「イアン・マッカロク、来てたのね! もういないみたいだけど」
「無断でトンズラは駄目でしょ」
「イアン・マッカロクの感覚の方がむしろ正常で、日本人がのほほんとし過ぎなんだろな」
「目を疑ったわ……」
「後で笑い話になりますように」
「イアン・マッカロクはクソ野郎だな」
「我々日本人は笑ってる場合じゃないんですが」
「来る前に止めるやつはいなかったのかよ」

などなど、意見は様々だが、我々日本人にとっても、アメリカと北朝鮮との緊張は決して他人ごとではない。ライブを楽しみにしていたファンのことを考えると大変気の毒だが、こうした世界情勢が、私たちの生活に影響を及ぼす瞬間を目の当たりにした気分でもある。

参照元:Twitter @VINYLJAPAN
執筆:あひるねこ

▼ライブを直前に控えていた
https://twitter.com/VINYLJAPAN/status/852801866576429057

▼エコー&ザ・バニーメンの名曲『The Killing Moon』

▼全盛期のイアン・マッカロクのカッコよさは異常