SNSは、もはや生活に欠くことのできない存在ではないだろうか。多くの人がTwitterやFacebook、Instagramを利用しており、連絡手段のひとつとして活用している人も多いだろう。

そんなSNSに新しい仲間が加わろうとしている。そのサービス「Mastodon(マストドン)」は現在日本でも注目を集めており、急速にユーザーが増加している状況だ。「とりあえず、どんなものか確かめてみたい!」という人のために登録する方法を紹介しよう。

・まずは利用するインスタンスを決める

このサービスはTwitterとよく似ているのだが、「インスタンス」と呼ばれるサーバーが分散していることが大きな特徴だ。利用する前に、まずはどのインスタンスを利用するのかを決めないといけない。私(佐藤)は @nullkalさんが開設し、日本人ユーザーが多く集まっているというインスタンス『mstdn.jp』を使ってみた。

しかし! 2017年4月14日18時時点で、『mstdn.jp』はサーバーをクラウドへ移す作業をしているらしく、新規登録を一時停止している。つまり、現時点では『mstdn.jp』にアクセスしても新規登録が出来ないため注意して欲しい。

ただ、どのインスタンスを選んでも、登録にメールアドレスやパスワードが必要なのは同じ。私は幸いにも『mstdn.jp』の新規登録停止前にアカウントを開設できたので、以下の流れを見て、新たに始めてみようと思っている人は参考にして欲しい。

・『mstdn.jp』で始めてみた

さて、『mstdn.jp』にアクセスすると、ユーザー名・メールアドレス・パスワード(2回入力)が求められる。

入力が完了すると、「登録したメールアドレスに認証用のリンクが送信された」と表示される。メールが届くまでに多少時間がかかるので注意。

・メールが届くのに時間がかかる

メールが届いたら、リンクのURLにアクセスしよう。すると、ログイン画面が表示される。

これで登録自体は完了だ。Mastodonの画面は、Twitterの公式クライアントアプリケーション「Tweetdeck」に似ている。プロフィールなどの設定は「ユーザー設定」で行う。

・アプリもある

ちなみにスマホで利用する場合、iOSなら「Amaroq for Mastodon」というアプリを利用するのがおすすめだ。

アプリをインストールして起動すると、最初に中央の枠に「mastodon.social」と入力されている。先ほどのインスタンス『mstdn.jp』を利用する場合はコレを消して、『mstdn.jp』と入力。そのままログインすればOK。

続けて、メールアドレスとパスワードの入力が求められるので、登録時のものを入力するとログインができる。

ログインが完了すると、自分のページを確認できるはずだ。アプリの画面はかなりTwitterに近い。画面下のアイコンをタップして、表示内容を切り替えるのである。

Mastodonの場合、自らの投稿を「トゥート」、Twitterのリツートは「ブースト」と呼ぶ。文字数制限は500文字で、Twitterの140文字よりもはるかに多い。

ほとんどのユーザーが利用を始めたばかりで、何を投稿したらいいのかわからずに、「トゥート!」や「テスト」などの内容が多く見られる。なお、この記事を執筆している間に『mstdn.jp』の新規登録停止したので、別のインスタンス『mastodon.yokohama』で再度検証を行ったところ、こちらはスムーズに新規登録が完了した。早く試したい! という人はこちらを利用してもいいだろう。

はたして、今後Mastodonは根付いていくのだろうか? Twitterを超える存在になるのか? 気になるところである。

参考リンク:Mastodonmstdn.jpmastodon.yokohama、Twitter @nullkal
Report:佐藤英典 (Mastdon: @satouhidenori
Screenshot:iOS