一度入れたら完全に消すことが不可能なタトゥーを入れる時は、やはり後悔がないデザインや納得いく理由をもって肌に刻みたいものである。

そこで、海外掲示板サイトRedditの彫師をしているユーザー達が、「そんなタトゥーをマジで入れたいの!?」と思った体験談を明かしているので、いくつか紹介することにしたい。

1.一度も会ったことがないムショにいる彼氏の名前を彫った少女

18歳の少女が、「刑務所にお勤め中の彼氏の名前を腰に彫りたい」との理由でタトゥースタジオを訪れたのだとか。なんでも彼女は、その男性と文通を続けているが一度も会ったことはなく、2週間ほどで出所する彼と初めて会う時に彼を驚かせたいと語っていたそうだ。

2.恋人の名前や顔を入れ続ける男性

ある男性は、元妻の名前を隠すために今カノの顔をタトゥーとして入れたが、2カ月後に破局したためその顔を悪魔に変更。その後、新しい彼女を連れてスタジオを訪れた男性は、手にお揃いのデザインを彫り込んでいたのだとか。懲りない奴とは、こういう人のことを言うのかもしれない。

3.赤ちゃんが生まれた記念にコンドームのデザインをタトゥーに!

ある男性は、赤ちゃんが生まれた記念に破けたコンドームのタトゥーを腕に入れ、そのデザインの上には「Whoops:おっとっと」と言葉を入れ、下には息子の誕生日を彫り込んだのだという。本人が、「名前と日付だけにすれば良かった……」と後悔しているのかどうかは不明だ。

4.バニーガールのタトゥーを娘にプレゼントしたいと言い張った母親

16歳の誕生日のお祝いに、米男性誌『プレイボーイ』のロゴマークとして知られるバニーガールのタトゥーを、娘の手首に入れたいという母親が来店。

未成年の少女の手首に、そんな陳腐なデザインを彫りたくないと言い張った彫り師と、一歩も譲らない母親との間で言い争いが勃発! 怒った母親は、「他でタトゥーを入れるからいいわ!」とスタジオを飛び出したそうだ。

5.ハゲを隠したいとスタジオを訪れた男性

天辺ハゲの部分をタトゥーで塗り潰して隠したいという男性が来店。彫師がマジックペンでハゲの部分を黒く塗り、「これを奥さんに見せて、それでもタトゥーを入れたかったから戻って来てください」と伝えたところ、二度と彼は戻ってこなかったと語っている。

──以上である。

ちなみに、彫師だからといって客のリクエストを全て受け付ける訳ではなく、「未成年や顔にタトゥーを入れたいという人などには説教を垂れる」と、コメントするユーザーが多数いたことを付け加えておきたい。

参照元:Reddit(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.