もう我慢できん。かねてから言うか言わぬか迷っていたが、究極至高のソフトクリーム「クレミア」について、ひとつモノ申しておきたいことがある。誰に対してかというと、クレミアを生んだソフトクリーム総合メーカー「日世(ニッセイ)」に、だ。

数あるソフトクリームの中でも、クレミアが好きで好きでしょうがない私(羽鳥)が、クレミアの創造主である日世に対して、恐れ多くも言いたい文句……それは、「店舗によるクレミアの量のバラつきをなくしてくれ」ということである。

・究極至高の美味さとクオリティを保って欲しい

クレミアは、いわゆる普通のソフトクリームと比べると価格が高い。店によって多少の違いは生じるが、だいたい1つ500円〜という感じだ。だが、その価格を出してでも食べたくなってしまう究極至高の美味さとクオリティが、クレミアには、ある。

だがしかし──!!

同じ500円を出したのに、同じ『クレミア』の看板を掲げているはずなのに、店によっては「な……なにこれビックリ! めっちゃクリームが少ないじゃん……」という悲劇があったりするのだ。チョボ、かよ、みたいな。正しくは「モリッ」だろ、と。

店によっては、盛り方がクソ下手だったりもする。クレミアならではの「美しいフォルム」にも500円の価値があるはずなのに、下手くそな店員さんだと「プリッ」ってな感じになったりも。正しくは「モリ〜のモリ〜の……シャッキーン」だろと。

もうひとつ言わせて欲しい。クレミアは溶けやすい。夏とかヤバイ。それはわかる。だがしかし、店によっては、冬でも「最初から溶けまくり」の場合があったりする。渡された瞬間にドロドロに溶けているとか、こんなのクレミアとしてどうなのかと。

これは私の勝手な推測だが、日世が推奨していない場所、例えば温度がガンガン高すぎる厨房の、さらに温度の高い火を使う場所のすぐ近くに「クレミアマシン」を置いているからでは……なんて思ったりもする。もしそうだとしたら溶けるのは当然だ。

いずれにしても、こんなの全然クレミアじゃないのだ。まさしく「看板に偽りあり」状態、なのだ。もしも、こんなクレミアが「ファーストクレミア」だったとしたら、悲劇としか言いようがない。言っちゃ悪いが、ボッタクリクレミアなのである。

至高のクレミアを食べたくて500円も出したのに、クリームチョボで不格好なうえ、すぐドロドロ……みたいな、貧相すぎるクレミアを手渡された日には気分もションボリ、本当に泣きたくなってくる。このままでは、クレミアが嫌いになりそうだ。

もちろん、このボッタクリクレミア問題において、一番の悪は「クレミア意識の低い導入店」であろう。しかし、クレミアの神である日世は、「クレミアを導入した各店舗のクオリティ」にも、細心の注意を払った方が良いのではないかと私は思う。

たとえば「クレミアのクリームは●●センチ以上」だとか、試験ありの「クレミア盛り免許」だとか、そういう厳格なルールを設けたほうが良いのではないかと思うのだ。抜き打ちで「クレミア調査員」が調べに来る……なんて世界だったら最高だ。

クレミアの語源はクリーム&プレミアム。せっかく特別なソフトクリームなのだから、食べたら「パアァァッ!」と幸せな気持ちになりたい。高価なクレミア食べてションボリ気分になるなんて……そんなのビックリ、意味ない(クリィミーない)よ。

参考リンク:日世「クレミア」
執筆:クリィミーゴウGO羽鳥
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24.

▼クレミアは幸せな気持ちにならなければならない


▼このくらいのボリュームが「ふつう」であると思う


▼店によっては、通常でこんなに大きいというのに……