スポーツカーの専門メーカーとして広く知られていた、ポルシェ。しかし、ここ十数年の間で同社初となるSUVやセダンなどのニューモデルを意欲的に発売。その印象を変えてきた。

そして先日、スイスで開催された「ジュネーブ・モーターショー2017」で、今度はなんとステーションワゴンを発表したのである。これからは、ファミリーカーとしてポルシェを購入する人が増える……かも知れない。

・ニューモデル「パナメーラ・スポーツ・ツーリスモ」を公開

前述の通り、創業からスポーツカーの専門メーカーとして自動車を作り続けてきたポルシェ。しかし、市場を拡大するべく2002年にフォルクスワーゲンと共同開発した、SUV車「カイエン」を発売。世界的な人気を博した。

そのカイエンの人気を受け、2009年には5ドアセダン「パナメーラ」を、2014年には小型SUV「マカン」をリリース。“スポーツカーの専門メーカー” というイメージは徐々に過去のものへとなっていった。

そんな中、さらに同社はパナメーラの新ボディバリエーションとして「パナメーラ・スポーツ・ツーリスモ(Panamera Sport Turismo)」を公開したというわけである。

・ポルシェ史上初のステーションワゴン

冒頭でお伝えした通り、今回公開されたパナメーラ・スポーツ・ツーリスモはなんと、ポルシェ史上初の後部座席が折りたためるステーションワゴン! 同社のラインナップの中でも実用性が高く、最もファミリーカーっぽいモデルと言えるだろう。

なお、エンジンは330馬力の3リッターV型6気筒ターボからハイブリッドまで複数のバリエーションが用意されており、ドイツでの価格は最安モデルの「Panamera 4 Sport Turismo」で9万7557ユーロ(約1200万円)とのことだ。

プロモーション動画では、車の全貌を高画質で確認することが出来る。ポルシェらしい丸みを帯びたフォルムのカッコ良さもさることながら、超豪華な内装も見逃せない。さらなる詳細を知りたい方は特設サイトを要チェックだ。

参照元:YouTubeThe new Panamera Sport Turismo「ウェブスペシャル」
執筆:K.ナガハシ

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