今さら説明するまでもないが「北斗神拳」は無敵だ。原作を読んだ人ならご存知の通り。敵がどんな技を繰り出そうとも、主人公のケンシロウはその上をいく技ですべてを凌駕する。

たとえ弓矢が飛んできたとしてもお茶の子さいさい。北斗神拳奥義「二指真空把(にししんくうは)」でカウンターを食らわせることだってできるというものだ。そんななか、メジャーリーグで北斗神拳伝承者が現れたとちょっとした騒ぎになっているのでお伝えしておこう。

・春季キャンプで伝承者出現

現在、メジャーリーグは春季キャンプ真っ只中。各チームがシーズンへ向け調整をしているが、伝承者が現れたのは、ニューヨーク・メッツ vs マイアミ・マーリンズの試合でのことだった。ま、まさかイチロー選手が……と思うかもだが、主役はメッツのルイス・ギヨーム選手だ。

・飛んできたバットを二指真空把

この試合で空振りしたマーリンズ打者のバットがメッツベンチめがけて一直線に飛んでいくシーンがあった。当然ながら、クモの子を散らしたように一目散に皆が逃げるが……彼(北斗神拳伝承者)だけは違った。なんと飛んできたバットを避けるどころかダイレクトでキャッチ!

しかも、何事もなかったかのようにポイッとグラウンドに投げ返したのである! ギリギリ二本の指じゃないのはおいといて、その強心臓と確かな反射神経はさすがメジャーリーガーといったところ。もし今年が200X年なら、救世主は彼で決まりだろう。

参照元:MLB.com(英語)、Twitter @MLB
執筆:原田たかし