まず、炎上覚悟で結論から申し上げるが、やはり私(P.K.サンジュン)の周りのiQOSユーザーはクズであった。人をクズ呼ばわりするのは本望ではないが、そう言わざるを得ないほどのクズなのである。

先日、「なぜ “iQOS” を吸ってるヤツらはあんなに偉そうなのか?」というコラムを執筆した。編集部内でiQOSに切り替えた3名の鼻につく振る舞いについて取り上げたものだが、うち1名は以前にも増してクズ化が進行しているのだ。

・iQOS自体は否定してない

最初に断っておくが、私はiQOS自体を否定したことは1度もない。時代の流れに合ったタバコだと思うし、今後 世の中にiQOSしか無くなるならば、私もいずれiQOSユーザーになることだろう。

同じく、iQOSユーザー自体も否定していない。自分のため、家族のため、周囲へ配慮しiQOSユーザーになった人の何を責めるというのだろう? 私が「ハァ?」と思うのは、iQOSに替えた瞬間、謎の先輩ヅラをかましてくる “イキッた” iQOSユーザーである。

・3名のiQOSユーザー

先述の通り、当編集部では3名がiQOSユーザーになったが、そのうちの1人、Yoshioはクズではない。紙巻きタバコをスッパリとやめ、iQOSだけを愛煙しているYoshio。最近は偉そうな振る舞いもないから、彼については「善良なiQOSユーザー」と認識している。だがしかし……。

残りの2人、GO羽鳥はややクズ、佐藤英典は完全体のクズである。まずGO羽鳥だが、彼はいまだにiQOSと紙巻きタバコを半々で喫煙している。iQOS仲間の前ではiQOS談義に花を咲かせ、紙巻きタバコ仲間の前では「俺もまだまだこっち派だよ」的に振る舞うのだ。

さらに、新型電子タバコにも興味津々らしく、「プルームテックほしい~☆」「グローも試したい~☆」とキャピキャピ騒いでいる。要するに彼はミーハーなのだろう、直しようがない。逆に言えば探究心があるとも取れるが、佐藤については異次元レベルでヒドい。

・衝撃の一言

完全にiQOS一本に絞った彼は、喫煙所で紙巻きタバコを吸う私にポロリとこう漏らした。

「まあでも、俺は煙で迷惑はかけないからなぁ~」

いま……なんと仰いました? 我々が迷惑をかけてはならないのは、一にも二にも非喫煙者たちである。飛行機の中でも、電車の中でも、映画館でもタバコが吸えた時代とは違い、今はとにもかくにも非喫煙者の迷惑にならぬよう、恐縮しながら喫煙しなくてはならない。

そして迷惑かどうかを決めるのは、その非喫煙者たちである。iQOSだろうが紙巻きタバコだろうが、迷惑かどうかは非喫煙者が決めるのだ。……なのに、iQOSに切り替えただけで「煙では迷惑をかけない」と断言する意味不明の聖者っぷり。彼ほどのナチュラルクズに私は会ったことがない。

・マジでクズ

言うまでもなく、喫煙は法で定められた権利である。なので、喫煙所などでルールを守って吸っている限り、仮に非喫煙者が「迷惑だな」と感じてもそこはご容赦願いたい……が、それでも心の中では「サーセン!」と恐縮していることは記述しておこう。

少々話はブレてしまったが、iQOSに替えただけで「もう煙で迷惑はかけない」と思い込んでいるiQOSユーザー(佐藤)はやはりクズとしか言いようがない。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.