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みなさんは「保活(ほかつ)」という言葉をご存じだろうか? そのままズバリ、保育園を探す活動のことである。待機児童が社会問題化して久しいが、保活が楽になる気配はいまだにない。TBSによると首都圏の入園希望者3人のうち1人が、2017年も保育園に落ちているという。

私(P.K.サンジュン)自身も6カ月になる娘の保活に失敗し “子連れ出社” を試みたが、「とてもじゃないが毎日は無理」という結論に至ったことは以前の記事でご紹介した。それならば……! というわけで、今回は『在宅勤務』にチャレンジしてみたのでご報告したい。

・メリットとデメリット

まず『在宅勤務』についてだが、当然ながら職種が限られてくる。私のように「パソコンがあれば何とかなる仕事」でないと基本的には無理だろう。今回は1日在宅勤務を経験して感じたメリットとデメリットを、子連れ出社と比較しつつご紹介したい。

・メリット1:「通勤しなくていい」

子連れ出社と大きく違うのは、あたり前だが「通勤しなくていい」ということだ。そもそも満員電車に子供を乗せるのは厳しいし、時間的なロスも無くなる。私の場合、勤務先まで片道30分ほどかかるから、往復で1時間を節約できたのは大きかった。

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・メリット2:「職場の人に迷惑をかけない」

子連れ出社すると、とにかく周囲の視線が気になる。子供がちょっと声を出しただけで「周りに迷惑をかけているんじゃないか?」と気を使う。その点、在宅勤務なら周囲への気遣いは不要。子供が泣きわめこうが自分しかいないので、周りへの気疲れはしなかった。

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・メリット3:「とにかく幸せ」

子連れ出社にも言えることだが、丸1日子供と過ごせること自体がとてもハッピーだ。普段なら20時には寝てしまう礼衣ちゃん(娘)と私が過ごせるのは、朝の1時間くらいだけ。目をやればすぐそばに礼衣ちゃんがいる環境は、父としてこの上なく幸せだった。

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・デメリット1:「集中できない」

あたり前といえばあたり前だが、集中して作業をするのは難しい。この日、本当に集中できたのは娘が昼寝した計2時間ほど。さらに自宅という環境そのものが “仕事モード” に入りづらかった。集中力に関していえば、子連れ出社の方が遥かに発揮できるハズだ。

寝た。チャンス到来! #お父さんの礼衣ちゃん

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・デメリット2:「仕事以外にやることが多すぎる」

うちの礼衣ちゃんは生後6カ月。ようやく寝返りを覚えたくらいで、まだ1人ではお座りも出来ない。ある意味で、動き回らない分 楽なハズなのに……やることが多すぎた。オムツやミルクはもちろんのこと、離乳食の準備にだって1回30分ほどはかかる。

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泣けばあやし、服を汚せば着替えさせるし洗濯もした。風呂にだって入れる。その合間のわずかな隙を見つけ仕事をしよう……とするとまたハプニング。この繰り返しだ。なおこの日、娘が就寝した後の部屋は「戦場レベルの散らかり具合」だったことは記述しておこう。

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・デメリット3:「一切のメリハリが無くなる」

前項と被るが、育児と仕事の切り替えは本当に難しかった。ある程度の回数をこなせば慣れるのかもしれないが、その気が起きないほど難易度は高い。この日は普段通りに3本の記事を執筆したが、それも辛うじて、全力を使い切って何とか達成したという感じだ。

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また、何時まで仕事をすればいいのかもわからなくなった。「勤務時間」という概念が無意味なので、1日中仕事をしている感覚になる。同様にプライベートな時間もゼロ。この日は精神的にも体力的にもメチャメチャ疲労した。

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・結論

1日在宅勤務を体験してみた率直な感想は「幸せだけど死ぬほど疲れる」ということ。この一言に尽きる。娘と過ごせること自体は本当に幸せだ。泣いたって暴れたって可愛いに決まってる。ただ……メチャメチャ疲れる。正直、夜眠ってくれたときは本当に安心した。

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加えて在宅勤務には致命的な弱点があるように思う。それは「仕事に本気で取り組めない」ということだ。この日は数字だけ見れば通常通りのノルマをこなしたが、これが毎日になったらどうだろうか?

・在宅勤務の致命的な弱点

抽象的な例えで申し訳ないが、現段階での私の “仕事スキル” が100だったとしよう。これまで通りオフィス勤めで頑張れば、1年後には120になっているかもしれない。いや、150くらいにはなる。だが在宅勤務を1年続けたら、頑張っても70くらいをキープするのがやっとだろう。この差は大きい。

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要するに在宅勤務は「一社会人としてのスキルアップが困難な環境」ということだ。私自身がコミュニケーションを図りつつ仕事をしたい方なので、そう感じたのかもしれないが、もし会社から「在宅勤務でもイイよ」と言われても、私ならその道を選ばない。

娘が風邪でもひいたなら、在宅勤務もいいだろう。そういう意味では「数日なら何とかなるな」と思えたのも事実だ。また個人的には、娘にとっても、ひたすら親と過ごすことが良いことだとは思わない。家族の時間はもちろん大切だが、保育園などの “外の世界” で、様々なものを見て、感じることもとても大切だと思うのだ。

結果として、やはり保育園に入れるのがベスト。改めてそう感じた次第である。本当に単純な仕事ならば可能かもしれないが、バリバリの社会人として在宅勤務をこなすのは超絶ハードルが高い……というか早めに限界が来ることだろう。

もし「家で仕事なんていいよなぁ」なんて思っている人がいたら、一度くらい在宅勤務を試してみたらいかがだろうか? きっと感じることがあるハズだ。

参照元:TBSニュース
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼幸せだけど死ぬほど疲れた。もうこの一言に尽きる。

今日は1日、在宅勤務してみます。早くもはかどらねぇ。 #お父さんの礼衣ちゃん

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▼仮に月に1度、「子連れ出社」か「在宅勤務」なら、間違いなく子連れ出社を選ぶ。
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▼全然関係ないけど、写真は三脚か自撮棒で撮影した。こんな失敗作も多数。
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