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日本だけでなく、世界でもその名を知られるラーメン「一風堂」。もはや知らない人は皆無レベルの圧倒的知名度だが、2016年から浜松町と西五反田の店舗で立ち飲みができることはあまり知られていないかもしれない。ただ、これがオープンするやいなや好評らしい。

そして2017年2月22日、一風堂は満を持して本拠地でも新スタイルに挑戦。福岡・天神の西通りに立ち飲みできる「一風堂スタンド」をオープンさせた。はたしてその実力はどれほどなのか。これは確かめてみねばなるまい……ということで実際に行ってみた!

・オシャレな立ち飲み屋

私(筆者)が訪れたのは、暗くなり始めたくらいの19時前。平日な上、飲むには少し早い時間帯ということもあって、お客さんの入りはまだまだといったところだった。ともあれ、まず目を奪われたのはその外観。立ち飲み屋といえば、安い酒をいかにうまく飲むか的な感じでシャバいイメージが強いが、なんというオシャレさだろうか!

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オープンしたばかりで新しいのは当たり前とはいえ、なんだかちょっといいバーにきたような雰囲気である。いざ明るい店内に入ると、座席がチラホラ。店名こそ「一風堂スタンド」だが、お客さんの状況次第では座ってゆっくり食べることもできるようだ。

・安めの値段設定

ちなみに「一風堂スタンド」は、海外のウェイティングバーと日本の角打ちから着想した立ち飲み業態らしい……が、そんなシャレたことはどうでもいい。お客さんがもっとも気になるのは、なんと言ってもその味であろう。ということで、まずは値段をチェックしてみたところ……やすっ!

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なんと基本的にワンコイン以内のメニューばかりと、安めに設定されているではないか。正直に言うと、結構な金額で財布をぶち抜いてくると思っていただけに嬉しい誤算だ。それでいて、メニューには揚げ物を中心にバンズさらにはデザートなどが揃う。

・立ち飲みにピッタリ

とりあえずメニューを見て、おいしそうな数品を注文。福岡の地ビール「ブルーマスター」を少し飲んだところで、すぐにおつまみが出てきた。ここらへんは、まさに立ち飲みスタイルといったところだろうか。欲しい時に素早く出てくるところがいい。んで、気になるお味はというと……

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普通にうまい! まさにお値段以上とはこのこと。メニューの数がアホみたいに多くないことも好印象で、欲張りすぎずキッチリ仕上げてきた印象だ。ただ、ここの楽しみ方はそれで終わりではない。飲んでから真の力を見せるのが福岡の「一風堂スタンド」だった。というのも……

・流れるような締めが可能

立ち飲みの1Fから階段を上がれば、すぐにラーメン専門の2Fで食事ができるのである。せっかくなので、2Fに移動。西通り店限定の「博多担々麺」と鶏ガラ100%の醤油ラーメン「淡麗中華そば」を注文した。

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辛さがヤミツキになる担々麺、そしてアッサリさに癒される中華そばを堪能。食事はまさに本領発揮といったところで、期待値超えの最高の締めを演出してくれた。立ち飲みの安さに加え、締めのラーメンがすぐに食べられるというのは嬉しいサービス。これは気に入る人も多いのではないだろうか。

・オシャレで安い立ち飲み屋

一通り体験した感想は、立ち飲みスタイルとあって非常にシンプル。ただ、そのシンプルさがベストな場所にピタッとハマっていたといったところだ。イメージ的にはオシャレで安い立ち飲み屋。個人的には利用するなら1軒目、もしくは締め前に訪れ、もう1杯飲んでからのラーメンという形がベストだと感じた。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 一風堂 西通り店
住所 福岡県福岡市中央区大名1−12−61
時間 月~木・日祝 11:00~翌2:00 / 金・土・祝前日 11:00~翌3:00
休日 年末年始

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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▼ブルーマスター(500円)
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▼塩昆布やっこ(250円)
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▼日本酒がオススメとのこと
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▼IPPUDOバーガー・チャーシュー(200円)
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▼オリーブとピクルスの味噌漬け(350円)
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▼鶏から揚げ(360円)
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▼オニオンリングタワー(580円)
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▼淡麗中華そば(800円)
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▼担々麺(850円)
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