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2016年の新語・流行語にも選ばれた「保育園落ちた日本死ね」をご記憶の方は多いだろう。事の発端は待機児童問題に関連する匿名の書き込みであったが、「日本死ね」という言葉の汚さも話題となり、流行語にノミネートされた際は賛否を巻き起こした。

「日本死ね」については置いておくが、あれから1年……。残念ながら待機児童問題は改善の兆しが見えているとは言い難い。そんな中、2017年2月初旬よりTwitterを中心とするインターネット上では「#保育園落ちた2017」が増殖しているのだ。

・2月から活発になる理由

この時期に「#保育園落ちた2017」が増殖しているのには理由がある。4月から入園の保育園は、抽選結果が2月に通達されるケースが多いのだ。そこで抽選に漏れた子供の親たちが、インターネット上にやり切れない思いをぶつけている……と推測される。

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ネットの声を見てみると、保育園に落ちているのは何も東京都在住の親御さんだけではない。関東地方やその他の大都市でも、待機児童問題は等しく切実な悩みであるようだ。そういう意味で待機児童問題は、日本が抱える重要課題といえるだろう。

なお、以下がネットの声を一部抜粋したものになっている。保活(ほかつ・保育園を探す活動のこと)に励む親御さんたちの名前の声はかなり切実だから、心してご覧いただきたい。

・ネットの声

「二次審査も当然のように落ちた」
「家のローンもあるし、途方に暮れている」
「保育園に入れると聞いて引っ越してきたのに……」
「妻が本当にヒステリックになった。保育園が見つからないと収まらないだろう」
「離婚してポイント増加を真剣に検討しなきゃ……」
「保育園に入れないせいで社会復帰できない。つまり人生設計が狂う」
「このタグ見てると、結婚も出産もしたいと思えないわ」
「好きで子供産んだけど、仕事も好きなんだよ」
「妊娠より出産より育児より、保活がツラい」

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私自身も認証保育園が見つからず、路頭に迷っている真っ最中なので、どの声も他人事とは思えない。子連れ出社もしてみたが、やはり保育園がないことには子育て自体が無理ゲーすぎる。決して愉快な話題ではないから、いつか「#保育園落ちた」のタグが無くなることを祈るばかりだ。

参照元:Twitter #保育園落ちた2017
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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