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今年も、いよいよ就活シーズンが到来する。希望する就職先は人それぞれだが、安定していてなおかつおもしろい仕事ができそうな会社というのは、やはり魅力的なのではないだろうか。

さて、大企業中の大企業であるNTT東日本が、このほど2018 年度新卒採用広報活動のひとつとして就活生に向けた動画を公開した。たぶんマジメな感じかな、いやハートフルな感じかな……って、えええええ(笑)。予想の斜め上を直撃ィィィイイイ!!!

・あの名作の世界に通信が!

現在、公開されているのは、「走れメロス」と「マッチ売りの少女」、「奥の細道」の3本。「弊社があの名作をお手伝いしてみました。」をコンセプトにした動画なのだが、原作とは決定的に違う部分がある。それは、電話やインターネットなど、通信環境が整っていることだ!

・通信環境ってありがたい!

これらの動画をとおしてNTT東日本が伝えたいことは「通信事業」を難しく捉えず、少しでも楽しく興味を持ってもらえたら……。なんて狙いがあるようだ。現代社会では通信環境が当たり前のように整っていて、有難さを感じにくいのがホンネである。そこで、キーワードとして選ばれたのが、「もしあの名作の中に通信環境があったら?」。いずれの動画も、もともとの名作の世界が劇的に変化していて、通信事業の偉大さを改めて感じますなぁ~。

・ハイテク仕様の名作たち

それぞれを見ていくと、「走れメロス」では、人質のセリヌンティウスが「あ、メロス? 今どこ?」とメロスに電話をかける。メロスが約束の時間に間に合いそうだというと、暴君ディオニス王に「間に合いそうだってー!」と叫ぶのだ。あちゃー、電話で聞いちゃった(笑)。

「マッチ売りの少女」では、街頭で呼びかけてもマッチが売れないことに気付いた少女が、ネット販売をスタート。ごはんを食べながら、「売れてる、売れてる」とパソコンでマッチの売れ行きを見守るという展開。

「奥の細道」の世界でも、インターネットが大活躍。登場するのは、パソコンで松尾芭蕉の旅ブログを閲覧しつつ雑談する女性たち。写真のキレイさや俳句が人気の秘密のようだが、この日掲載されていたものには「わけわかんなーい!」とのコメントが。どれどれ……「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。ちょ、これすげえええ有名で、すげえええ深い意味あるやつ(笑)。

・NTT東日本にのっかってみた

それにしても、「弊社があの名作をお手伝いしてみました。」というフレーズって、なんとなく二次創作がはかどる予感。何かが生まれそうだ……と、いうワケで、ロケットニュース24編集部もNTT東日本にのっかってみることにした。

姉妹サイトPouchでお馴染みの漫画家wako(わこ)先生に四コマ漫画を依頼して、「走れメロス」と「マッチ売りの少女」、「奥の細道」の3作品を描いてもらったゾ! テーマは、同じく「もしあの名作の中に通信環境があったら?」である!

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題材にしている作品も、その世界に「通信環境が整っている」というキーワードも同じ。なのに、これまた違ったおもしろさがある

メロスを見た女性が「メロス通過なう」とSNSに投稿したために見物人が詰めかけたり、マッチを売る少女がネットを踏み台にして有名人になることを夢見たり、松尾芭蕉がファンからのリプライに感激の涙を流したり……。楽しい、あの名作をお手伝いするのって、楽しい!

・NTT東日本が全力出してる

いやあ、これは、一般ユーザーや企業が「#弊社があの名作をお手伝いしてみました」ってハッシュタグでのっかってきて、Twitterなんかで拡散されるんじゃね?

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とか思って、NTT東日本の特設サイトをチェックしたら、すでに「#弊社があの名作をお手伝いしてみました」をツイートさせる準備万端だった件。しかも、自由に二次創作してくださいといわんばかりに、フリー素材も用意されていた件。

NTT東日本、全力出しすぎィィイイイイイ!

みんなも二次創作、チャレンジしてみてくれよな! 今後、公開予定の新作動画にも期待!

参考リンク:NTT東日本