ホテルやビルに必ず貼られている避難経路図。いうまでもなく、「火事などの緊急事態になったらここから逃げましょう〜」という経路を示すもので、その目的からして、パッと見て理解できるようになっている。

ところが……である。今、海外で話題になっている避難経路図は、少なからぬ人をざわつかせているという。一体どういうことなんだ?

・どう見ても避難経路図

その避難経路図は、アメリカ・サンディエゴのビルにあるらしい。図はラグビーボールの断面図のように楕円形となっており、内部で突起状のモノが下にチョコンと飛び出している。不自然な点など1つもない。どこからどう見ても、避難経路図である。それ以外の何物にも見えない。

しかし不思議なことに、そんな何でもない「避難経路図」にネット民から多くのコメントが投稿されているのだ。一部をピックアップすると……

「火事のときは、エレベータを使うんじゃない。水を使うんだ」
「中に入るのは間違いなく簡単なんだけどなあ」
「南(下)の方には行くな。そこはクソが多い」
「もう少し毛があればなあ」
「これは上下さかさまだ」
「このマップ、上下さかさまじゃない?」
「上下さかさまだと思う」

……などなど、「上下さかさま説」まで飛び出す始末。もし仮に、図を上下さかさまにしたとしても、先に説明した「突起の部分」が上側になるだけで、それほど変化はないような気もするが……なにか “しっくり来る” 部分があるのだろうか? 個人的にはさっぱりわからない。

・穴があくほど見て気づいたこと

わからないものだから、私(筆者)は避難経路図を穴が開くほどじっくりじっくり見たが、気づいたのは「そういやこの図って、穴みたいだな」というくらい。穴があくほど見たら、穴だったのだ。でもその程度で、他には何も手がかりは見えてこなかった……。

一体この避難経路図は何なのだろうか? 何かの暗号なのだろうか? ミステリーサークルの類だろうか? 考えれば考えるほど、謎が深まるばかりだ。

参照元:Imgur(英語)
執筆:和才雄一郎

▼こちらがその避難経路図。見れば見るほど謎だ……

Can I use the back door?