大分県の別府市といえば、言わずと知れた世界最強レベルの温泉都市だ。最近では、タオル一枚で遊べるアミューズメント施設「湯~園地」構想も話題になったので、今後さらに脚光を浴びる街になると思われる。実現を心待ちにしている温泉ファンも多いだろう。

それはさておき今回は、そんな別府市で絶大な人気を誇る焼き餃子専門店『湖月』を紹介したい。創業以来、50年以上も変わらぬスタイルを貫く名店の餃子は、ウマいだけでなくまるで芸術作品のように完成されていた。

・別府駅東口から徒歩約5分

目的のお店は、昭和の風情を残す静かな裏路地にある。別府駅東口を出て海岸方面へ歩くと、右手に大きなアーケード商店街が見えるだろう。賑やかな商店街の脇にある裏銀座通りへ入ると、すぐに目印の白い看板が見つかるはずだ。こちらが昭和22年創業の餃子専門店「湖月」である。

筆者が到着したのは15時頃。かなりの人気店と聞いていたので穴場の時間を攻めたつもりだったが、当たり前のように店頭には行列ができていた。一方で、電話注文を済ませた地元の方が持ち帰りでスムーズに餃子を受け取っている……むむむ、その手があったか!

・焼き餃子とビールのみ

結局、筆者は20分ほど待って入店。カウンター席が7席のみという狭い店内もまた昭和の頃を感じさせる。メニューは究極的にシンプルで「鍋烙」と記された焼き餃子(600円)とビール(600円)のみ。餃子は1人前15個、追加注文はできないので最初にバシッと心意気を伝える必要がある。筆者は餃子1人前とビールを注文した。

・パリパリの美しい餃子

ビールを飲みながら待つこと数分、鉄なべから皿に移されたばかりの焼きたて餃子がやってきた……おおおおお、キラキラと輝いているぞ。食べる前からウマいやつだと分かったが、同時に女性でも一口でいけるサイズ感なので、せめて2人前か3人前を頼んでおけばよかったと、早くも後悔した。

さっそく自家製のラー油とタレにつけて食べてみる……あ、本当に美味しい。パリパリの食感、そして長年の経験から生まれた豚肉3分の2、野菜3分の1という比率のジューシーな餡が超絶ウマい! 餃子同士がくっついているので、豪快に2個ずつ食べたら一瞬で無くなってしまった……くそ、絶対に3人前はいけたはずだ。

というわけで、一口サイズでありながらも、肉の旨味と食感を存分に感じることのできた絶品餃子は、別府に来たら絶対に外せないと思える一品であった。温泉とビールと餃子の相性は完璧なので、興味がある人はぜひ足を運んでいただきたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 湖月
住所 大分県別府市北浜1-9-4
時間 14:00~21:30
休日 火曜日

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼細い路地裏に行列ができている

▼湖月

▼メニューは焼き餃子とビールのみ

▼ビールを飲んで待つ

▼美しい焼き餃子

▼食べる前から美味しいとわかる

▼最高だった