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2017年2月26日に開催される第89回アカデミー賞のノミネートが発表されたが、その9作品を絶妙につなげたトリビュート動画が、極上の仕上がりとなっているので御覧頂きたいと思う。

そして、それぞれの作品についても簡単に紹介するので、‟今年見るべき映画” として参考にしてみてはいかがだろうか。

・アカデミー賞候補作品はコレだ!

では、同賞にノミネートされている9作品を以下にまとめてみた。

1.『ラ・ラ・ランド』(2月24日公開)
ミュージカルとなる本作は、最多14部門でノミネートされている最有力候補。ジャズピアニストのセバスチャンが、女優志望のミアとロサンゼルスで出会ったことから起こる、二人の恋模様が描かれる作品。

2.『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(5月公開)
主人公は、兄の死をきっかけに故郷に戻った便利屋のリー。16歳の甥と接するうちに、過去の悲劇と向き合って行くリーの姿が描かれるヒューマンドラマ。

3.『ライオン~25年目のただいま』(4月7日公開)
幼少期にインドで母親と別れ、25年後に再会を果たしたインド系オーストラリア人の実話を映画化した作品。

4.『ハクソーリッジ 命の戦場』(公開日未定)
『マッドマックス』シリーズの俳優メル・ギブソンの監督作品。戦争の舞台となった沖縄で、数多くの負傷兵を助けた米軍衛生兵の実話の映画化。

5.『メッセージ』(5月19日公開)
突如、地球に未知なる飛行体が姿を現し、言語学者のルイーズは、謎の知的生命体が何を伝えようとしていのか探っていく……というSF映画。

6.『最後の追跡』(Netflixで配信中)
家族の土地を守るために銀行強盗を繰り返す兄弟と、二人を追うテキサス・レンジャーを描くクライムドラマ。

7.『ムーンライト』(今春公開)
米マイアミの貧困地区に生まれた、アフリカ系男性の人生を綴るインディペンデント映画。

8.『Fences』(公開日未定)
デンゼル・ワシントンが主演・監督を務める作品。米劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲の映画化で、1950年代に労働者階級のアフリカ系男性トロイが家族を支えていく姿が語られる。

9.『Hidden Figures』(公開日未定)
米NASAに貴重な数学的データを提供したアフリカ系アメリカ人女性3人の物語で、実話をベースにしたドラマ。

・9作品へのトリビュート動画が素敵!

これらの9作品に捧げたトリビュート動画は、 チャイルディッシュ・ガンビーノの曲『Redobone』と共にスタート。エモーショナルな歌声に乗せて、それぞれの作品から登場人物の感情が爆発するシーンや、印象的なシーンが絶妙につなげられて展開されるのだ。

・作品を見ていないのに気持ちが盛り上がってしまう出来栄え!

そして『Fences』からのシーン、「人は変わる。世界も変わるのに、あなたにはそれが分からないのね」とのセリフが流れると、今度は曲がレディオヘッドの『No Surprises』へチェンジ。しっとりした曲調に合わせて、登場人物が涙を見せる感動的なシーンや別れのシーンが続き、まだ作品を見ていないのに、何か心にグっとしたものが込み上げて来てしまうのだ。

今年は、社会的メッセージが込められたドラマや、感動ヒューマンドラマが多数を占めるノミネーションとなっている。個人的に筆者は、『ラ・ラ・ランド』と『ライオン~25年目のただいま』が気になっているので、チェックしてみようかと思っている。

参照元:VimeoIMDb(英語)
執筆:Nekolas

▼ノミネート9作品を絶妙につなげたトリビュート動画

▼『ラ・ラ・ランド』の予告編

▼『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の予告編

▼『ライオン~25年目のただいま』の予告編

▼『ハクソーリッジ 命の戦場』の予告編

▼『メッセージ』の予告編

▼『最後の追跡』予告編

▼『ムーンライト』の予告編

▼『Fences』の予告編

▼『Hidden Figures』の予告編