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2016年11月、大分県第2の都市、別府市が大胆なプロジェクトをぶち上げた。タオル1枚で遊ぶアミューズメント施設「湯~園地」構想である。YouTubeでPR動画を公開し、これが100万回再生したら実現すると発表したところ、速攻で100万回突破!

まさか本当に達成してしまうとは。長野恭紘市長も戸惑いを隠せず、「やってしまった感でいっぱいです」と公式にコメントしている。今後どうなるのか? と思っていたら、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金を募ることになったようだ。その額、1億円!! これは、ポロリ地獄に向けて1歩進んだのか?

・え!?

私(佐藤)は個人的に、プロジェクト自体は良いと思うし、YouTubeでそのコンセプトを見る分には、面白いとも思っている。「100万回再生で実現に動き出す」という切り口も、PRとしてウマく行ってるのだが……。

「実現するからみんな協力してね~!」となると、ちょっと話が変わってくる。私は思わず「え!?」となってしまった。

・「助けてくれ」ってこと?

おそらく多くの人が、「マジで作りやがった!」となることを期待していたはず。『知らない間に事が進行していて、気づいたら実現していた』という展開を望んでいたのだが、そうではなくなった。

100万回再生したら実現します! というあの意気込みはどこに行ったのだろうか? 「自力じゃ無理だから、助けてくれ」という流れになりつつあるのは、いかがなものか? あの公約は、クラウドファンディングありきだったのだろうか。

いずれにしても、本当に実現するために1歩前進するようだ。影ながら応援はしているが、私はお金で支援するほど応援している訳ではない。できれば自前で何とかして欲しかった。そして、施設内が男たちのポロリ地獄にならないことを、ただただ願うばかりである。

参照元:CAMPFIRE MAGAZINEPR TIMES
執筆:佐藤英典