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意図的に車をスリップさせながら走る「ドリフト走行」を多用するそのスタイルから、ドリフトキング──略して “ドリキン” の異名を持つ、伝説のレーシングドライバーが『土屋圭市』さんだ。

今回は土屋圭市さんが、1983年に発売されたトヨタの名車 “ハチロク”こと「AE86型 カローラレビン / スプリンタートレノ」に乗って公道やサーキットを走る動画をご紹介したい。用意されたハチロクは限りなくノーマルに近い状態とのことだが、土屋さんはどのような走りを披露してくれるのだろうか?

・昔を振り返る土屋さん

動画の冒頭で車を眺めながら「4A-Gはほんとカネかかったからね」と昔を振り返る土屋さん。車に詳しい方ならご存知かと思うが、“4A-G” とは、今回試乗する車に搭載されているエンジンの型式。当時のハチロクのエンジンはとにかく壊れやすかったというのが、土屋さんの印象のようだ。

その後、筑波山の公道をハチロクでスムーズに走りながら過去の思い出を語り始める土屋さん。「この車がなかったらぼくは恐らくプロになっていなかった」という言葉から、同車に対するただならぬ思い入れを感じ取ることが出来る。そして試乗の舞台は「筑波サーキット」へ移るのだが……

・「筑波サーキット」で爆走

公道での落ち着いた走りから一転! サーキットでは、まるで水を得た魚のように「キュルキュルキュルー!!」という豪快な音と共に華麗なドリフトを繰り出し始める土屋圭市さん。やっぱりドリキンの走りはスゲーーー!

中古市場でプレミア価格が付くほど人気の衰えを知らない、AE86型「カローラレビン / スプリンタートレノ」。このマシンと土屋圭市さんをきっかけにモータースポーツに興味を持ち始めた方もきっと多いことだろう。日本のドリフト史に残る黄金コンビの勇姿をぜひ動画でご確認あれ。

参照元:YouTube
執筆:K.ナガハシ

▼土屋圭市さんがハチロクを試乗する動画がこちら