かつて、海外で「生魚を食べるなんて気持ち悪い!」と言われた時代もあったが、現代では世界中で寿司が大人気!! しかし、世界中でマグロの消費量が増加したことを受け、マグロの捕獲量も上昇し、天然マグロの数が大幅に減少する事態が発生している。

そんななか、安いマグロを少しでも高く売ろうと、鮮明な色に染めて「新鮮」だと売る業者が出現しているというのだ!

・安いマグロを鮮明な色に染める業者が出現!

海外サイトが報じるところによれば、欧州連合の政策執行機関である欧州委員会が、植物抽出物で安いマグロの身を赤やピンクなど鮮明な色で染め、高く売る業者が出現していると報告。

火を通さずに食べる寿司や刺身は、魚の鮮度が命である。味はもちろんのこと、新鮮でない魚を食べたら食中毒にもなりかねず、衛生上大きな問題となる。それなのに、生で食べられるかどうか怪しいマグロに色を付け、新鮮に見せかけて顧客に提供するとは、かなり危険な行為だ。

・ツナ缶になるはずの500トンのマグロが高級食材に変身

色を付けて新鮮に見せかけたマグロは、すでにイタリアやフランス、スペインで出回っており、毎週、ツナ缶になるはずの500トンものマグロが、倍の価格で新鮮なマグロとして売られているというのだ!

多量に硝酸塩を含む植物抽出物で色を付けると、高級マグロ独特の色合いが出るとのことなのだが、もちろん、こういった処理は違法である。

・米国でも安いマグロを高級マグロとして販売する業者が!

そして米国では、2013年から2年間にわたり全米規模で調査が行われ、約7割のレストランや小売業者が、安いマグロをトロやクロマグロだと称して販売していたとも報告されている。

筆者がアメリカに滞在していた時、寿司屋でスズキ目カワスズメ科のティラピアが、鯛としてメニューに載っていたのを見たことがある。小さい頃から生魚をよく食べている日本人は、魚のクオリティに騙されにくいとは思うが、海外旅行の際は気を付けた方が良さそうだ。

参照元:METROINDEPENDENT(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.