2016年の年末にレトロゲームコレクターの間で話題になったソフトがある。そのソフトは『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』。1986年にバンダイから発売されたファミコンカセットだ。100万本以上売れているソフトなので、遊んだことがある方も多いと思う。

なぜ発売から30年経ったソフトが話題になっているかというと、バージョン違いが発見されたのである。しかも見た目は同じで内容だけが違うという入手難易度の高さ。ここで判別方法を紹介するので持っている方はチェックして欲しい! バージョン違いはプレミア価格がつくぞ!

・バージョン違い

『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』のバージョン違いは動画サイトに投稿されていたゲーム動画がきっかけになり発見された。最初は改造されたもの説や海賊版説があったが、中古ショップで購入した中から発見したという方が現れて一気に「コレクターによるバージョン違い探し」に流れが変わった。

この鬼太郎のバージョン違い探しのことを「鬼太郎ガチャ」というのだ。「鬼太郎ガチャ」の名付け親は「ゲームソフト所持数世界一」でギネス申請したほどのスペシャリスト、ベラボーさん。彼は200本以上の鬼太郎ガチャを行ったが不発に終わっており、鬼太郎ガチャの難易度を示してくれたのである。

鬼太郎ガチャの「当たり」であるバージョン違い品の特徴は以下の通り。

・タイトル画面に「M1」という表記がない
・フィールドなどいくつかのBGMが違う

一番わかりやすいのはタイトル画面だ。通常版では「M1」と表示されている部分があるのだが、

バージョン違いは何も書いていない

M1と書いていなければ見事、鬼太郎ガチャで当たりが出た証拠だ。

・プレミア価格

このバージョン違いはどうやらサンプル版が流出したものではないかという説に落ち着いている。100万本売れたソフトのサンプル版なので流出したものも多いのだろう。

実際に中古ゲームショップの方に買い取り金額を聞いたところ、「普通の鬼太郎の約100倍くらいの買取価格になる可能性がある」とのことだった。

もし手元に「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」がある方は鬼太郎ガチャをしていただきたい! そして当たりが出たら中古ゲームショップやネットオークションに出して鬼太郎ガチャの当たりを狙っているコレクターに届けていただきたいものである。

Report:麟閣
Photo:RocketNews24.

▼ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境

▼通常のゲーム選択画面 「M1」がポイント。

▼バージョン違いのタイトル画面 「M1」がない。

▼中古ゲームショップ

▼レアモノはショーケースに入っていることがほとんど

▼ベラボーさんの鬼太郎ガチャ 次元が違う

▼BGMは動画でチェック!