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また伝説がひとつ終わりを告げた。WWE公式ホームページによれば、“スーパーフライ” ことジミー・スヌーカ氏が、2017年1月15日 死去した。73歳だった。アメリカのみならず日本でも活躍したレジェンドの訃報に、ネット上には追悼の声が相次いでいる。

・伝説のスーパーフライ

1943年5月18日、フィジーにて誕生したスヌーカ氏。それまで白人選手が主流だったプロレス界において、南洋系のベビーフェイス(善玉)として確固たる地位を築いた伝説のプロレスラーである。

特に “スーパーフライ” と称されるきっかけとなったダイビングボディプレスはファンを魅了し続けた。1985年、アメリカはNYマジソンスクエアガーデンで行われた対ドン・ムラコとの金網デスマッチにて、金網最上段から放ったスーパーフライはあまりにも有名で、今なお語り継がれる伝説のシーンである。

先述のように、ほぼ全てのタイトルに白人選手が絡むのが当然とされる中、ヒール(悪役)ではなくベビーフェイスとして数々のベルトを獲得。リッキー・スティムボードと並び、白人以外のプロレスラーの地位を向上させた人物としても有名だ。

・日本でも活躍

筋肉隆々で一見ファイトスタイルは荒々しく見えるが、実は相手の良さを引き出す試合巧者であり、スヌーカの試合はハズレが少なかった。日本ではジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、藤波辰巳らと対等に渡り合ったことからも、彼の実力がわかるというものだろう。

1人のプロレスラーとしてだけではなく、業界に数々の衝撃を与え続けてきたスヌーカ氏。彼の功績は今後も忘れられることはない。スーパーフライよ、安らかに眠れ。RIP。

参照元:WWEYouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼スーパーフライよ、安らかに眠れ。