anazontop

多くの人は、迷惑メールが届いたら「ふざけんな!」と怒るだろう。もちろん私(羽鳥)も怒るが、まず迷惑メールを送ってきてくれたことには「ありがとう」と感謝している。しかし、その内容がつまらなかったら「ふざけんな!」と怒るのだ。

たとえば以前に紹介した迷惑メール『Amazone(アマゾーン)』は「ふざけんな」というよりも、キラリと光るセコ技に「なかなかやりおる」と私は唸った。巧妙なテクや心理戦を私は高く評価する。だがしかし、今回ご紹介する迷惑メールは……

・クソすぎるAnazon(アナゾン)

差出人は「Anazonお客様センター」、通称「アナゾン」である。以前のアマゾーンと同じく、焦っていたら「Amazon(アマゾン)か!」と思ってしまう “紛らわし系” の迷惑メールだ。いちおう、念のためにメールの全文をコピペすると──

件名:Anazon配送のご案内 注文番号16258

本文:F.R.O.M
Anazonお客様センター

T.I.T.L.E
Anazon配送のご案内 注文 番号16258

本.文.は.下.記.で.す
http://(以下、怪しいURL)

──てな感じ。

anazonmail

まるでホクロのごとく、やたらと入れてあるピリオド(.)に不思議な懐かしさも感じてしまうが、もうこのホクロ連発の時点で怪しすぎる。誰がどう見ても迷惑メールだ。このメールを読んで「本.文.」のURLに飛ぶ人は、はたして何人いるのだろう?

anazon100

・仕事(悪事)をナメている

ふざけている……。そう、迷惑メール評論家の私としては、この時点で「ふざけんな」なのだ。ナメているのかと。迷惑メールをナメているのか? と。真剣に人を騙そうとしているのか? と。本気で怪しいURL(罠)に飛ばせようとしているのかと!!

もちろん、飛んだ先の怪しいページがアマゾーン級に巧妙な仕事(悪事)っぷりだったら私も許す。本気で騙そうとしているからだ。その本気さ、ガチさが、大切なのだ。

しかし今回のアナゾンにいたっては……飛んだ先のページも本当にクソ。なぜ私がここまで怒っているのかは……次ページ(その2)からの『バーチャルAmazon(アナゾン)」で疑似体験してもらえたら理解できるはず。それでは、いってらっしゃい!

Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.