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人は誰しも、回転寿司の気持ちについて考えたことがあるはずである。「レーンの上でひたすらまわり続けるのは、どんな気持ちかな?」と。「1日中まわって誰にも手を付けられることなく、捨てられるってどんな気持ちかな?」。それをリアルに体感したいと思ったら、有楽町の東京交通会館最上階の銀座スカイラウンジに行けばいい。

1時間程度でその気持ちを理解できるうえに、美味しい食事にありつけるはずだ。このお店は、東京観光で行くのではなく、回転寿司の気持ちを理解するために活用すべきである。

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・100円皿レベルの人生

なぜ回転寿司の気持ちを理解しなければならないか? それは、世の中のほとんどの人が落ちこぼれだからである。回転寿司でいえば、100円の皿レベルだ。200円・300円と額が高ければ、それなりに取ってもらえるのだが、ほとんどの人が100円の皿人生。

同じところをグルグルまわっているに過ぎない。そのことを忘れがちである。今一度、自分が100円皿レベルであることを思い出すために、銀座スカイラウンジに行くのである。東京交通会館14階までエレベーターで上り、その先は階段で15階へと上がる。

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・座ると割と速く感じる

一見すると、360度ガラス張りの普通のレストランだ。しかしよ~く見てみると、窓側にある客席が、ゆっくりと動いているのがわかる。80分で1周するというから、1分間で4.5度も進んでいることになる。

立って見ている分には、「動いているのかな?」と思う程度だが、席についてみると、割と速く動いている感じがする。カメが歩くよりは、確実に速い。

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・東京駅を一望

眼下には、有楽町駅から東京駅へと続く線路が見え、時々新幹線が通過すると、訳もなくテンションが上がる。観光をするのには最高の場所と言って良いだろう。

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・景色とサービス

景色にスッカリ夢中になってしまうのだが、ここはレストラン。食事をしないと失礼にあたる。さて、私はメニューのなかでもっとも安いオムライスのランチ(2000円)を注文した。景色とサービスが料金に入っていると思えば、安い方かもしれない。何しろ、こんなお店はほかにないのだから。

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・勉強代だ

少なくとも、回転寿司で100円皿レベルの私には、ぜい沢過ぎる昼食ではないかと思ったのだが、100円皿レベルを思い出すためには、このくらいの勉強代を払うべきなのである。

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深い味とコクを感じさせる「ボルドレーズソースをかけた」オムレツ。半割りにするとトロトロの黄身が顔を出す。コレをチキンライスと共に頬張ると、至福を感じることができる。回転寿司のようにまわりながら、東京の景色を一望し、極上のオムライスを食うのも悪くない。

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・100円皿を脱する

100円皿レベルの私でも、こんな幸せを味わえるとは。ただ……。ずっとまわっていると、少々疲れる。時々レーンの狭間のようなところで、ガタッ! と振動が来るとビクッ! としてしまう。それがもし、1日中続いたら……と思う。いつまでもレーンをまわり続ける100円皿はやっぱり過酷ではないかと考えるに至った。

同じところでまわり続ける100円皿の諸君。このままではいけない! そう実感したかったら、銀座スカイラウンジに行ってみると良いと思うぞ。ちなみに夜は、夜景が最高だそうだ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 銀座スカイラウンジ
住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館15F
営業時間 11:00~22:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24