危ない! この動画を見れば、誰だってそう叫んでしまうことだろう。雪が積もる線路上に横たわった2匹の犬に向かって、列車が猛スピードで走ってくるのだ……。しかし犬たちは、その場から動かない。

なぜか? その理由は、1匹の犬が、怪我をしたもう1匹の犬に寄り添い守っていたからなんだとか。詳細をお伝えしたい。

・線路の上にいる2匹の犬

ウクライナ西部のウージュホロドで撮影されたこの動画。デニス・マラフェエフさんという男性が、自身の Facebookページに投稿したものだ。

雪の積もった線路の真ん中に2匹の犬が横たわっているシーンから始まるのだが、すぐに向こうから列車が走ってくる。「危ない!」と思う間もなく、列車は犬たちの元に到達する。

けれども2匹がいるのは、両レールの真ん中の枕木の上。地面と列車の間にあいたスペースに潜り込み、無傷でいられたのだ。

・列車に接触しないように、1匹がもう1匹の頭を押さえつける

本件を報じた海外メディア『The Independent』によると、彼らはオスとメスの野良犬で、メスのほうが脚に怪我を負っていたとのこと。2匹は同じ場所に2日間留まっており、お互いに体をくっつけて温めあっていたと伝えられている。

また、列車がやってくるたびにオスがメスの頭を押さえて、接触事故を起こさないように気を付けている姿も目撃されていた。

・最終的には保護されることに

もちろん、マラフェエフさんを始め地元の人々は、そんな犬を助けようと試みたそう。だが人間が近づくと、オス犬が興奮して手が付けられない状態にまってしまっていたというのだ。

それでも諦めなかったマラフェエフさんは、時間をかけて犬たちの信頼を勝ち得、保護することに成功。オスをパンダ、メスをルーシーと名付けて、地元の動物保護施設に連れて行ったのだった。

冒頭の動画は110万回以上再生され、マラフェエフさんに対して「犬たちを助けてくれてありがとう」などのコメントがたくさん寄せられている。しかし彼は『The Dodo』に対して、「勇敢なのは私ではなく、パンダのほうです」と話している。現在では2匹の犬の怪我の手当ても済み、新たな飼い主を探す予定だいうことだ。

参照元:The IndependentThe Dodo(英語)、Facebook[1][2]
執筆:小千谷サチ

▼線路から動かない犬

▼助かって、そして保護されて良かった! *画像がスマホ画面からハミ出してしまう人は、スマホを横向きにしてみてね