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オリンピックなどで新記録が出た時、「もうこれ以上は不可能なのでは?」と思ったことはないだろうか。しかし、この世には凡人が感じる “壁” をものともせずに先に進んでしまう選手がいる。人はそういう選手を「天才」や「怪物」「例外」などと呼ぶ。そして、例外は何もスポーツに限ったことではない。

ウマいそば屋を求めて色んな街を放浪する「立ちそば放浪記」。今回は、そんな「例外」を感じたそば屋をご紹介したい。新橋のそば屋『さだはる』。ここのかき揚げ天が、例外的なデカさなのである。そば屋でこんなデカいかき揚げ天初めて見た。完全に新記録を樹立している。まさにそば界のウサイン・ボルト!

・異色の外観

この店は、新橋駅と虎ノ門駅の間、西新橋2丁目にある。ガラス張りの壁に、格子が赤いデザインは独特で、新橋の街並みにアクセントとなるようなカラフルさなので見つけやすいと思う。
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私(中澤)は券売機で「名物メニュー」と推されていた「天ぷらそば(530円)」の食券を購入。店外メニューの写真で、器を覆うかき揚げ天の大きさに惹かれたからだ。
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・サラリーマンのバトルフィールド

入店してみると、中は結構ゆったりしたスペースで、サラリーマンらしきスーツ姿の男たちがたむろしていた。鋭いその眼光はまさにそばソルジャー。サラリーマンが集まるそば屋に外れなしである。カウンターに食券を渡すと、すぐにそばが出てきたのだが……
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かき揚げデカッ! 両手で持ったらちょうど良いくらいのサイズが別皿で出てきた!! 例えるならフリスビー。そばに乗っているよりも、キャッチアンドリリースする方がしっくりくるレベルだ。メニュー写真より明らかにデカい。
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・不安や焦燥

試しにメニュー写真のようにそばに乗せようとしてみたが、デカすぎて全く器に入らなかった。これ絶対に大きさの加減がわからなくなってるだろ! 店員さんは作ってるうちに「もっと大きくしないと」って不安と焦燥に駆られて、自分の中で大きさのインフレ起きてるだろ!!
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ともかく、かき揚げにかぶりついてみた。サクサクした衣の中に、えびや小柱、玉ねぎなどの具がまとめられていて、かき揚げだけでお腹いっぱいになりそうだ。ここはかき揚げが主役の店か。
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……と思いきや、極太に打ち上げられたそばの存在感もかなりのものである。もはや細めのうどんと言っても過言ではない太さだが、そのおかげか、コシがしっかりしていてそばの風味も豊か。甘いつゆとの相性も良く、かき揚げに勝るとも劣らない存在感を放っている。せめぎ合うかき揚げとそばをつゆが橋渡ししている感じだ。
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・新橋のそばソルジャーにオススメ

これまで、数々の巨大かき揚げそばを見てきた私だが、ここのかき揚げにはマジでビビった。っていうか笑った。そばもかき揚げも例外的なこの店、ボリュームは折り紙つきである。新橋のそばソルジャーたちは、腹が減ったら行ってみてくれ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 蕎麦さだはる 西新橋店
住所 東京都港区西新橋2-9-3
営業時間 月~金10:30~15:30 / 17:00~22:30
定休日 土日祝

Report:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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