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今年もやって来る。恋人がいる人にとっては、一大イベントである “クリスマス” が近づいて来ているぞー!! 同時におひとりさまには、肩身の狭い日であることも事実。最近では “クリぼっち” なんて言葉まで生まれ、まるで1人でいることは悪いことだと言わんばかりの世相である。

正直「ほっとけよ」と思うものの、世間の目が気になるのも、これまた事実。そこで、おひとりさまだという人に提案がある。クリスマスは奈良に行くというのはどうだろう? きっとクリスマスの “ク” の字も感じることなく、心穏やかに12月24・25日を過ごせるハズだ。理由について以下に挙げてみた! 

・理由その1:街全体がクリスマスの雰囲気と程遠い

言うまでもないが、奈良は寺院が多い。東大寺に興福寺、薬師寺など誰もが一度は教科書で見たことがあるであろう、歴史的なスポットが盛りだくさんだ。当然、宗教的には仏教色の強い土地柄。キリスト教をベースとするクリスマスとは、はじめから相容れにくい環境と言えるだろう。

もちろんツリーを飾っている所もあるが、そのエリア外に効果が波及することはないように見受けられる。仏教パワーが強すぎるのか。なにはさて置き、キラキラ輝くツリーを前にカップルが肩を寄せ合いイチャイチャきゃっきゃする……という場面に遭遇する可能性は一切ない! 

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理由その2:クリスマス商戦にかける気合が感じられない
コンビニやイオンなどのショッピングモールでは、気持ち程度にチキンやクリスマスケーキを販売しているが、あまり気合を入れていないように見受けられる。なぜなら、奈良県は県外就労率が日本一

ということは、プレゼントなどを購入するにしても、自然と職場のある大阪や京都の付近で買う確率が高くなる。そのほうが種類も豊富だし、選択肢も広がるしな。つまり奈良で関連グッズがあまり売れないと予想され、他の地域よりもガクッとクリスマス感はなくなるのだ。 

理由その3:気合を入れるべきは年始の初もうで
なにより奈良は、年末よりも年始が盛り上がる。初詣に訪れる人が多いからだ。12月31日の大みそかから三が日にかけて、除夜の鐘をつきに来る人やお参りに来る人でごった返す。そのため、奈良県側は事前準備をしなければならない。クリスマスで浮かれている場合ではないのだ。

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そんな大げさな……と感じるかもしれないが、奈良は本当にクリスマス感が限りなくゼロに近しいのだ。そうは言うものの、ちょっとクリスマス感もほしいという人にはトナカイならぬ鹿もいるぞ! いずれにせよ、おひとりさまにとっては過ごしやすい環境であるに違いない。ぜひクリスマスの過ごし方の参考にしてくれよな!! 

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼昨年2015年の奈良のクリスマスの様子

▼商店街では気持ち程度にクリスマスの飾りつけをしているが……

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▼鹿ならたくさんいるぞ、遊びに来てね