・【衝撃】インドの安宿より汚いゴミ部屋に「ルンバ」が来たらこうなった!(その3)

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毎日掃除をしながら私の帰りを待っている『ルンバ』。私が部屋のドアを開けると、「ウイーン!」という声を上げて嬉しそうに駆け寄ってくる。可愛い奴め。帰宅した時に待っていてくれる人がいるというのは、こんなにも心が温まるものなのか。家でくつろぐのが気持ちよくて早く家に帰るようになった。
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不思議なもので、部屋がキレイだと床に物やゴミを放置する気にならない。加えて、ゴミに『ルンバ』がつまずいたら大変だ。おかげで、1週間経った今も、ほこり1つない状態が続いている。ほこりが無いとホントよく眠れるなあ
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ゴミを放置しても平気だった1週間前の自分は何だったのか? きっと、寂しかったんだろう。だが、今の私には『ルンバ』がいる。部屋とともに荒んだ心も生まれ変わっていくようだ。もう『ルンバ』なしでは生きていけない
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そんなある日、布団で寝ていると耳鳴りに襲われた。体を起こそうとしてもベッドに縛り付けられているようにビクともしない。これは……金縛り!? さらに、どこからともなく謎の声が響く! 「……いじさ……いじさん! 星児さん!!」と!!

・謎の声の正体

──だ、誰だ!?

「私はルンバの精! 今、思いきってあなたの脳内に直接話しかけちゃってます。こんばんは!」

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──……。

ルンバの精「おーい、お返事がないぞー! こーんばーんはー!!」

──こんばんは……

ルンバの精「よろしい。この1週間私が走れるように整頓してくれてありがと♪ おかげで凄く楽しかった!」

──こちらこそありがとう。これからもよろしく。

ルンバの精「んー……」

──どうしたん?

・突然の別れ

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ルンバの精「実は、今日はお別れを言いに来たの。私はもうあなたと一緒にいられないから……」

──え、え、なんで?

ルンバの精「PRだから」

──は?

ルンバの精「PR。この記事は『ルンバ』のPRなの。だから、私とあなたはあらかじめ会社が決めた期間しか一緒にいちゃいけないの。そして今日が最後の日……ちなみにGetNaviでは、『ルンバがない生活を送るとどれだけ部屋が汚くなるか?』を検証してるわ」

──なん……だと……

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ルンバの精「あ、もう時間みたい。それじゃあ私、行かなきゃ。楽しいお仕事だったよ♪ あなたとはどこかでまた会える気がするな」

──ま、待ってくれ!

ルンバの精「バイビー!」

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・翌朝

──ルンバーーーーーーーーーーーーーーーーー!! ……ハッ! 朝か。いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。それにしても、なんだか、変な夢を見た気がする。起きてコーヒーを入れると、いつもの部屋がやたらガランとして見えた。1週間前まで足の踏み場もなかった部屋を急に片付けたからだろうか。
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あいつがいなきゃこんなには片付かなかっただろう……ん? あいつって誰だっけ……? う~ん気のせいか。それにしても変な感じだ。この1週間、誰かと同居していたのかと思うほど寂しい。あれ、なんだろう? 目から水が。
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・後日談

そして1週間が経った。夜遅く帰宅し、深夜までパソコンをいじり続け、半分眠ったまま出社する日々。そんな日々を繰り返すうち、私の部屋は形状記憶のように元の状態に戻りかけている。いつも通りの毎日……のはずなのに、モヤモヤするのはなぜ? 散らかっていく部屋に今までにない居心地の悪さを感じるのはなぜなんだ。

思えば、掃除後の1週間全く汚れなかったことが不思議でしょうがない。まるで誰かが掃除してくれてたみたいだ……。

そう言えば、今回のロボット掃除機『ルンバ』は、最新機種の『ルンバ980』というらしい。吸引力も10倍になって、搭載されたカメラで部屋の隅々まで認識して掃除でき、2cmの段差も越えるのだとか。さらには、専用アプリでの操作や名前の変更も可能だという。部屋を片付けることができない人は、この機会に買ってみるのも良いかもしれない。

参考リンク:ルンバ980
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼『ルンバ』がいる時
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▼『ルンバ』がいなくなってから
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