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2016年12月、違法薬物使用疑惑を報じられ突如として芸能界引退を発表した成宮寛貴さん。直筆のメッセージによると、プライバシーを侵害するさまざまな報道に耐えられなくなってしまったことが原因とされている。

人気俳優のまさかの決断に日本中が衝撃を受ける中、以前に成宮さんと仕事をした経験を持つ芸能関係者が「実は、約2年前から芸能活動に悩んでいました」と証言している。成宮さんから聞いたという、その驚くべき内容がこちらだ。

・芸能界での悩み

今回、証言してくれたのは芸能関係の仕事をしていた人物で、約2年前に成宮さんと取材で会ったという。ご存知の通り、イケメン俳優としてドラマや映画にも引っ張りダコだった成宮さんだが、スタッフみんなを気遣い、笑顔で現場を盛り上げていたらしい。当時の様子をこう振りかえる。

「とてもフランクで、芸能人の中でも取材しやすい人でした。中には、疲れてくると機嫌が悪くなっていい表情をしてくれない人もいますから……。その点でいうと成宮さんはパーフェクト! こちらのどんな注文にも笑顔で対応してくれました」

──人柄が良いんですね。撮影中は、どんな会話をされていましたか?

「カメラマンに “この仕事は何年?” とか気さくに話かけていました。水谷豊さんを尊敬されていて、現場では勉強になることばかりだったそうですよ」

──先輩に刺激を受けて、とても順風満帆そうに思えるのですが……。

「はい、私もそう思ったんです。ところが会話をしているうちにブッチャケたくなったのか、たしか ”色々悩んでます。30代になって演じられる役が限られてくるし、俳優としてこのままじゃいけないと思います” と言ってましたね……。華やかな仕事に見えても、きっと裏では大変なんでしょう」

また、同氏は「実はあの頃から精神的に参っていたのでは?」とも語ってくれた。たしかに2年前といえば、テレビ朝日系のドラマ『相棒』の卒業が決まった時期であり、今後の方向性に悩んでいたとも考えられる。人気俳優だけに、日々の重圧も相当なものだったに違いない。

執筆:りょう
イラスト:マミヤ狂四郎