人類は、限りなく広がる銀河に想いを馳せ、宇宙への憧れを抱き続けてきた。そんな、人々の夢を実現してきたのが、アメリカ航空宇宙局(NASA)である。

人類史上初の月面着陸を達成したNASAは、どんなことでも可能にしてしまえそうだが、なんと、宇宙飛行士のトイレ事情に頭を抱えているのだとか。そこで、「宇宙における排泄問題の解決法」を一般募集し始めたというのである!

・宇宙飛行士のトイレ事情に頭を抱えるNASA

人間なら誰でも排泄する訳だが、それは、宇宙に行っても変わらない事実である。現在、飛行士は宇宙服を着用している際、大人用のオムツを使っている。しかし、これから火星を目指すミッションや、さらに遠い惑星へ飛行するとなると、1週間近くも宇宙服を着て過ごさねばならなくなってしまう。

・アイディアが採用されたら賞金340万円!!

さすがに、1週間も同じオムツを着用し続けることは無理があり、オムツかぶれの心配もある。そこで、何か良いアイディアはないかと、NASAが、宇宙飛行中の排泄物解決法を公募することに! 

募集しているのは、飛行士が両手を使わずに用を足せて、144時間(6日間)分の排泄物を処理できる装置で、採用された場合は、考案者に賞金3万ドル(約340万円)が授与されるというのだ!!

・2020年までに実用化を目指す予定

応募締め切りは2016年12月20日となっており、NASAは、採用されたアイディアを1年以内に試験し、2020年までに実用化を目指したいとしている。

自分が、飛行士としてが宇宙に行くことは不可能でも、自分のアイディアで、飛行士に快適な宇宙の旅を経験してもらえるかもしれない。何か良いアイディアが浮かんだという人は、ぜひ、NASAに応募してみてはどうだろうか!? なお、応募はWebサイト「HeroX」で受付中だ。

参照元:Facebook @NASAMETROTIMEHeroX(英語)
執筆:Nekolas

▼NASAからの訴え(英語)