sting

信じられない情報が舞い込んできた。いいか、心を落ち着かせてよく聞いてくれよ……。なんとあの大物『スティング』が、2016年11月29日放送予定の日テレ系情報番組「スッキリ!!」に生出演するというのだ。……ってマジかよ! すごいぜ日テレ!!

おそらくこの世にスティングを知らない人はいないかと思うが、今回は改めてスティングの偉大さについて解説していきたい。まさに伝説ともいうべきスティングの軌跡に、きっとあなたも大興奮間違いなしである。イヤォォォオオオオッ

・日本中をザワつかせるスティング

スティングの出演が発表されて以来、ツイッターを始めとするSNS上では、その姿を楽しみにしたファンのコメントが日に日に増えている。大げさに言えば、日本中がその日を待ち望んでいると言ってもいいハズだ。それはそうだ……だってあのスティングだもの……!

スティングとは、もちろん元プロレスラーのスティングのこと。「最後の大物」「スコーピオン」「戦う星条旗」と称されたあのスティングである。一部情報によると、どうやらイギリス出身のミュージシャンにもスティングがいるらしいが、日本中がザワつくスティングといえばプロレスラーの方で間違いなかろう。

・スティングのおさらい

ロサンゼルスはベニスビーチで生まれ育ったスティング。ゴールドジムでのインストラクターを経て、1985年にプロレスデビューを果たした。当時タッグを組んでいたのは後のアルティメット・ウォリアーで、彼との対照的な生き様はプロレスファンならば誰もが知るところだろう。

日本のファンにとって特に有名なのは、WCW時代に武藤敬司ふんするグレート・ムタとの抗争だ。顔にペイントを施した両者の戦いはまさにドル箱カードで、リック・フレアー、レックス・ルガーらとWCW全盛期を築いたことは語るまでもない。

その後、WCWが崩壊後もWWEへの出場を拒み続け「最後の大物」と呼ばれたスティング。スティングこそWCWの良心であり、アメリカンプロレスの象徴であり、真の孤高の存在であった。

・斎藤文彦氏著「テイキング・バンプ」より

そのスティングの生き様を見事な文章で表現したコラムの一節を、“フミフミ” こと斎藤文彦氏の名著「テイキング・バンプ」から引用したい。

「スティングとは激痛を意味する。(中略)アルティメット・ウォリアーに変身したヘルウィグがレッスルマニア4の舞台でホンキー・トンクマンを破りインタコンチネンタル王座を手にした日、スティングはリック・フレアーのNWA世界王座に挑戦し、45分時間切れのドロー試合を演じた。あえて激痛を求めたのは、まちがいではなかった」

──どうだろうか? スティングの偉大さがおわかりいただけただろうか? 一部音楽マニアの間では「ミュージシャンのスティングの方が有名だ!」なんて意見もあるが、おかしな話である。スティングといえばスティング。スティンガースプラッシュのスティングで間違いない。

参照元:Twitter @Fumihikodayo 日テレニュース24
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼フミフミ節が炸裂しまくっている「テイキング・バンプ」と「ボーイズはボーイズ」はマジで名著。

▼辻アナの「カッコよすぎるゥゥゥウウウ! アメリカしてるゥゥゥウウウウウ!!」は名ゼリフだ。

▼ムタやフレアーと激闘を繰り広げた。

▼スティングのトリビュート動画。どれだけの人がスティングに熱狂したかよくわかる。

▼スティングといえば、この雄叫びポーズ!「イヤォォォオオオオッ!!」

▼ミュージシャンのスティングファンの写真(笑)