「世界は広し」で、海を越えて違う大陸に足を踏み入れると、アッと驚くような習慣や、想像におよびもしないような文化に遭遇することがある。

その例として南アフリカ共和国に、「顔に殺虫剤を吹きかければ、癌もHIVも治る!」と主張する牧師が存在しているとのニュースが、ネットを賑わせているというので紹介したいと思う。

・殺虫剤を信者に吹きかける牧師

南アフリカ共和国リンポポ州に住むレセボ・ラバラゴ牧師は ‟預言者” だと自称し、‟最後の審判” を意味する「Doom:ドゥーム」という殺虫剤を顔に吹きかければ、人々を癒せると主張している。

牧師は同州で、「Mount Zion General Assembly:マウント・ザイオン・ジェネラル・アッセンブリー」という名の教会を運営しており、教会に集まる信者の顔や体に、殺虫剤を拭きかけているというのだ!

・神の力を信じれば不可能が可能に!?


教会のFacebookページには、牧師が信者の顔に目がけて、思いっ切りドゥームをスプレーしている写真が投稿されている。至近距離で、スプレーを吹きかけられた信者の女性の顔は殺虫剤まみれになり、固く目をつぶった表情はかなり苦しそうだ。

なんでも牧師の話では、感染症を患っている女性の目に殺虫剤を施したところ、「信者は神の力を信じているので、何も問題はなかった」と述べているとのこと。

・‟ドゥームは癌やHIVも治せる” と主張

そして彼は、「ドゥームは、癌(がん)やHIVも治癒することが出来る」とも主張しているのだが、同製品を製造する会社は、「人間に殺虫剤を吹きかける行為は危険だ」と、自明の事実だが注意を促している。

同国では、以前にも預言者を名乗る宣教師や牧師が、信者に危険な行為を促したとして問題になったことがある。2014年には、ある牧師の指示により信者がガラスや花を食べる画像がネットで拡散し、この他にも信者にガソリンを飲ませる教会が出現し、世界中から非難の集中砲火を浴びたことがあった。

「病気を治したい!」と、藁にもすがる思いで教会を訪れる信者は、すぐに洗脳されてしまうのだろう。そういった弱味に突け込まれた人々が、利用されてしまうとは悲劇だとしか言いようがない。

参照元:Facebook @MZGABBCMail Online(英語)

執筆:Nekolas