trainspotting
1996年に公開された、英青春映画の傑作『トレインスポッティング』の続編『T2: Trainspotting』が、2017年に公開されることになり、先日予告編が解禁となった。

そして、ある映像作家が制作した「オリジナル版と続編を比較した動画がスゴい!」と、ネットで話題を集めているので紹介したいと思う。計算されたかのように、過去と現在が完璧にシンクロする映像に、続編でもメガホンを取る鬼才ダニー・ボイル監督のこだわりを感じずにはいられないのだ!!

・若者の感覚を刺激しまくった『トレインスポッティング』

本作を見たことがないという人でも、ユアン・マクレガー演じる主人公マークが、ズブ濡れになってポーズを取った白黒のポスターを、一度くらいは目にしたことがあるのではないだろうか。

白黒写真に映えるオレンジ色のロゴが強烈なコントラストを生み出し、とにかく『トレインスポッティング』は、ビジュアルもストーリーも音楽も、若者の感覚を刺激しまくった作品である。

・オリジナル版と続編を比較した動画がスゴい!!

若者に絶大なる支持を得た作品を作り上げたボイル監督の名前は、本作により世界に知られるようになっただけに、監督が続編にかける意気込みは相当なものがあったに違いない。

そして、続編の予告編だけを見たら気づかないであろう、そんな監督のこだわりを、フランス人でリアリー・ディムと名乗る映像作家が、オリジナル版と予告編を比較することで指摘! 上側にオリジナル版からのシーン、下側に続編の予告編を配置した動画では、スコットランドの街を走る電車の映像からスタートする。

・過去と現在が完璧にシンクロした映像に監督のこだわりが!

次に、駅のホームにたたずむマークと仲間3人が映し出され、20年という時を感じさせないかのように同じポーズで登場! また、マークが両親と食卓につくシーンになると、続編では母親の姿がない。なので、母親はすでに亡くなっていると思われるのだが……その存在を埋めるかのごとく、マークの影が映っているのだ。

さらに、サッカーに興じるシーンやドラッグでハイになった時の幻覚など、過去と現在が完璧にシンクロしているのである。言われなければ気づかないディテールたるや、まるで監督が、「人は同じような毎日を繰り返し、何十年経ったところで、その日常は大きく変わることはない」と言っているかのようなのだ。

続編には、ユアンをはじめとするオリジナル版のキャストが続投し、サウンドトラックにも期待が持てそうだ。今までに、ひとつとして凡作や駄作を生み出していないボイル監督が、「続編は成功しない」というジンクスを打ち破ってくれそうである。

参照元:vimeo
執筆:Nekolas

▼トレインスポッティング』のオリジナル版と続編を比較した動画。上側がオリジナル版で、下側が続編の予告編