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生きていれば、人は色々なものを盗まれる。お金、車、財布、バッグ、高級品、あ、ハートや時間を盗まれることもありますね。

これからご紹介する男性も、キットカット1個を盗まれた。まあキットカットなら100円ちょっとで買えるので、一晩眠れば忘れることもできそうだ……と思いきや、被害を知った販売元からなんと6500個ものキットカットが送られてきたというではないか!!

・車内に残しておいたキットカットが盗まれた!

2016年10月、米カンザス州立大学に通うハンター・ジョビンズさんはキットカットを盗まれた。鍵をかけずに車から離れていた15分の間に、車内に置いておいたキットカットがなくなっていたのだ。

そしてキットカットの代わりに残されていた1枚のメモには、以下のようなことが書かれていたそうだ。

「カップホルダーに置かれたキットカットが目に入りました。私はキットカットが大好きで、車のドアを見たら鍵がかかっていませんでした。キットカット以外は何も盗んでいません。すみません。お腹が空いていたんです」

最初はキットカットを盗まれてちょっと腹を立てていたジョビンズさんも、このメモを読んで思わず笑ってしまったとのこと。「全ての怒りが消えました」と海外メディア『Inside Edition』に対して語っている。

・被害を知った『キットカット』が “代わりの物” を送ってきた

ジョビンズさんが、このメモをツイートしたところ、リツイート15万回以上の大きな話題に。ついには販売元である『キットカット』の耳にまで入り、 代わりの品を送ってくれることになったのだ。

キットカット1個が盗まれたのだから、代わりに送られくるのもそれと同等の物のはず……と思いきや、彼が受け取ったのは6500個ものキットカット! なんともまあ、スゴい数だ!!

・大学の生徒に6500個のキットカットが振る舞われることに

ジョビンズさんは、その6500個のキットカットを大学の他の生徒にも振る舞うことにしたそう。みんな大好きキットカット。多くの人が、キットカットをいっぱいに積んだ彼の車を取り囲んだのだった。

この件で、一躍スポットライトを浴びたジョビンズさんと『キットカット』。『キットカット』の宣伝行為と見ることもできるが、6500個を送ったのはなかなかの英断だ!

ちなみにジョビンズさんの元に「僕が / 私がキットカットを盗みました」と名乗り出た人が何人もいたようだが、結局誰が犯人かは分かっていないということだ。

参照元:Inside Edition(英語)、Twitter @jabbinsYouTube
執筆:小千谷サチ

▼“キットカット泥棒” からのメモ

▼送られてきた6500個のキットカット

▼キットカットをみなに振る舞うジョビンズさん

▼本件を報じたニュース動画

▼キットカットを貰いに集まる人々