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2016年11月8日早朝、福岡市の博多駅前の道路が陥没し、約30メートル四方にわたって深さ約15メートルの巨大な穴が開いてしまった。その影響で近隣では一時避難勧告が出る事態となった。

現場では24時間体制で復旧工事が続いている。陥没当時の穴の様子を見ると、いつ復旧することになるのか想像もつかない状況だったのだが、福岡市は6日間の突貫工事で通行再開を目指しているようだ。1週間と経たずに復旧することは可能なのか? 日本の技術力をもってすれば可能なのか?

・14日の通行再開

毎日新聞が報じるところによると、陥没で出来た穴を埋めるために「流動化処理土」という特殊な土を流し込み、穴を埋める作業が続いていたそうだ。昨日10日からはライフラインの復旧工事に入っているという。

24時間体制で200人の作業員を動員し、ライフラインを復旧した後に道路舗装などを進めて、14日の通行再開を目標にしているとのこと。生活圏にある人は、1日でも早い復旧を願っているに違いない。その期待に応えるために、市は必死の工事を進めているのではないだろうか。

それにしても、あれだけの巨大な穴であるにもかかわらず、わずか1週間で復旧を目指すとは……。世界でも例を見ないような突貫工事ではないだろうか。いずれにしても、安全に作業を進めて欲しい。なお、NHKでは現場のライブ中継を行っている。工事が順調に進行している様子を確認できるぞ。

参照元:毎日新聞マイナビニュース、NHK(ライブ映像
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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