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ここ数年、排気量125ccのバイクの人気が高まっているという。車税が安いうえに車検もないなど、維持費が安い点がその理由のようだ。また経産省は、それらの人気とさらなるバイクの普及を念頭に、125ccバイクの運転免許をより簡単に取得できるよう規制緩和まで検討しているというから驚きである。

そんな125ccバイクに、日本のバイクメーカー「スズキ」が同社の人気シリーズ『GSX-R』の名を冠したスーパースポーツバイクの投入を発表して大きな話題を呼んでいる。では、スズキが新たに発売する125ccのスーパースポーツバイクとはどんなものなのだろうか。

・新型モデルの名前は「GSX-R125 ABS」

スズキ株式会社は、10月4日から9日までドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト2016」において、欧州、北米を中心とする海外市場向けの2017年新型モデル5車種を発表した。

その5車種のなかでも大きな話題を呼んだのが、GSX-Rシリーズ初の125ccとなる『GSX-R125 ABS』だ。日本のメーカーが125ccクラスでスーパースポーツバイクをリリースすることは珍しく、発売されれば人気モデルになること間違い無しの1台といえる。

スズキの情報によると、GSX-R125 ABSは軽量でコンパクトな車体に水冷4バルブ単気筒DOHCエンジンを搭載。ABSを標準装備しているほか、キーレスイグニッションシステムも採用しているとのこと。125ccモデルでありながら妥協知らずの仕様といった印象だ。

日本でのこのマシンの販売は2017年夏を予定しているとのことだが、価格についてはまだ発表されていない。冒頭でお伝えした通り、規制緩和によって125ccの運転免許が簡単に取得できるようになれば、このGSX-R125 ABSはさらに注目を浴びることだろう。

参照元:YouTubeスズキ株式会社「ニュースリリース」
執筆:K.ナガハシ

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